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2009年版 韓国FPD関連フィルム市場の展望と戦略

本資料のPDF商品の納期は、お申込み後 2週間程度お時間を頂戴します。 技術力・開発力をつけ、発展する韓国FPD関連フィルム市場の現状と将来展望についてまとめた市場調査レポート。

発刊日 2009年08月20日 体裁 183頁
資料コード C51115400 PDFサイズ
カテゴリ マテリアル / 環境・エネルギー、自動車、機械、エレクトロニクス
調査資料価格 121,000円(税込)~    価格表を開く
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リサーチ内容

第1章:韓国FPD関連フィルム市場の展望

力のついた韓国FPD部材・材料メーカー、今こそビジネスモデルの再考を


第2章:韓国FPD関連フィルム市場の動向

1.偏光板
  偏光板は「スーパーコモディティ」のフェーズに突入へ
  それでも日本企業は「ハイエンドを忘れてはならない
  生産性向上には取り効率向上の工夫などでポテンシャルあり
  韓国ではライバル同士の玉融通始まる、台湾では事業縮小・撤退も
    (表)偏光板メーカーの年度別売上高推移(偏光板関連事業)
    (図)偏光板メーカーの年度別売上高推移(偏光板関連事業)
    (表)世界主要偏光板メーカーの生産能力推移および能力シェア
    (図)世界主要偏光板メーカーの生産能力推移および能力シェア
    (表)2008年度における偏光板メーカー別LCDモード別生産量
    (表)2009年度における偏光板メーカー別LCDモード別生産量(予測)
    (表)2010年度における偏光板メーカー別LCDモード別生産量(予測)
    (表)日東電工 偏光板生産能力
    (表)LG化学の偏光板生産能力
    (表)住友化学の偏光板生産能力
2.LCDバックライト周辺フィルム
  (1)光拡散フィルム(Diffuser Film)
  (2)集光・輝度向上フィルム(Brightness Enhancement Film)
  DBEF代替フィルムの開発が進展、2009年末~2010年には量産も始まる
3.PDP光学フィルター
  リーマン・ショックによるPDP-TV市場への影響は軽微に止まる
  実需回復がカギを握るが、2009年の光学フィルター市場は前年比1ケタ増の可能性も
    (図)光学フィルター市場規模推移(2006年~2011年予測)
    (表)PDP光学フィルターメーカー販売量・シェア推移
    (図)PDP光学フィルターの市場規模及びメーカー販売量・シェア推移
  低価格な「ファイターモデル」向けの獲得により、量的拡大につなげ
  縮小傾向にあったF/F市場は超薄型TV向けの登場で再び拡大に転じる
  PDP-TVメーカーは消費者への絶え間ない「新たな提案」に加え
  サプライヤーへの市場成長性を逐次提示し、リードし続けることも重要に
    (表)光学フィルター及び電磁波シールド材の価格推移(予測)
    (表)PDPメーカーにおける部材調達先(2009年春見込み)
4.ITOフィルム
  2008年度のITOフィルム市場は伸び率が鈍化も前年比4.6%増が推定される
  モバイル用途におけるTP搭載率増加に伴い各社小型用途向けに注力
  アプリケーションの拡大によりITOフィルムに求められるスペックも多様化
  台湾、中国への出荷が多くを占めるも、韓国におけるITOフィルムの国産が本格化へ
  静電容量方式TPがITOフィルムの需要拡大を牽引していく可能性も
  フィルムセンサーのスタンダード化を目指す
    (図)ITOフィルム市場規模
    (表)Roll to Rollによるフィルムへの主要スパッタリングメーカー
    (表)ITO膜のTP適性及びメーカー別ラインナップ状況
    (表)ITOフィルムメーカー 販売量・シェア推移(全体)
    (表)TP向けITOフィルムメーカー 販売量・シェア推移
    (図)TP向けITOフィルムメーカー シェア推移
5.PETフィルム
  FPD光学用途では原反~加工まで韓国国内で対応可能な体制がほぼ確立
  光学分野における韓国勢のシェアは2008年には30%を超える水準に
  光学の次に来る新たな用途・市場の開発にはコンバーティング技術のさらなる強化が必須
  新市場・新製品を「ゼロから生み出す」ための研究開発が課題に
  各社ともフルキャパに近い稼働率を確保、KOLONが2010年に1ライン増設
  SKC、TSIではさらなる需要拡大には既存設備の最適運用で対応
  工業用販売量の伸びがPETフィルム需要量全体の成長を牽引
  非光学用では2008年以降太陽電池バックシート向けグレードの開発・投入が本格化
    (表)韓国主力メーカーによるPETフィルム分野別需要動向
    (表)韓国主力メーカー各社のPETフィルム分野別販売量推移
    (表)韓国主力メーカーの光学用グレード販売量推移


第3章:韓国FPD関連フィルムメーカーの動向と戦略

SKC Haas Display Films Company(LCD関連フィルム)
  新工法導入と製品ラインナップ拡充でトップポジションを維持
  旧型設備3台をスクラップするも、生産性アップにより生産能力は変わらず
  UVコートフィルムは韓国・中国・ポーランドでの生産体制を構築
  独自製法「ERMプロセス」による価格競争力を武器にTV向けでのシェア拡大を狙う
  2009年4Qには「ERMプロセス」が本格稼動予定、コスト競争力強化による実績拡大を見込む
  プロテクト・リリースフィルムの設備投資は一段落、売り上げ拡大に力を注ぐ
  リリースフィルムでは偏光板のプロテクトフィルム用が主力
  2009年からは難易度の高い偏光板リリースにも注力

SHINWHA INTERTEK CORP.
  2009年末にコレスティック液晶コート品を量産予定、売上拡大を目指す
  既存ウェットコート2機をCLC用に改造、2009年末まで4ラインでの生産体制を構築
  CLCコートによるDBEF代替フィルムを開発、2009年末より本格量産を計画
  UVコートフィルムは品質と価格競争力を武器に、メインユーザー以外の拡販にも注力

MIRAENANOTECH CO.,LTD.
  製品ラインナップの拡充と拡販に注力し継続的な成長を目指す
  既存製品の生産性向上、EMIシールドや再帰反射フィルムなど新製品の投入で
  売上拡大を図る
  DEBF代替フィルム「UTE70」シリーズを2009年末に上市

LG Electronics Inc.
  2009年より中国工場の稼動による売上増加を見込む
  韓国と中国2拠点でのプリズムシート生産体制を構築

TORAY SAEHAN Inc.(LCD関連フィルム)
  フィルム加工事業部の売上高が順調に拡大
  為替の影響を受け売上高は大幅に成長するも、光拡散フィルムの販売量は微増にとどまる
  リリースフィルムでは韓国内で独占的な地位を確立

LG Chem.Ltd.(LCD関連フィルム)
  メインユーザーへの供給を軸とし、拡販による販売量向上を目指す
  プロジェクションTV向けフィルム生産のノウハウを活かし
  独自の光学パターンの集光フィルムを開発
  Light Shaping Film(LSF)による市場攻略をスタート
  2009年1Qにプロテクトフィルム用新規設備が本格稼動、外販も検討中

ACE DIGITECH,Ltd
  2ラインはフル稼働、大型TV向けへの本格参入は広幅3号機の導入以降

Samsung Corning Precision Glass Co.,Ltd.
  スパッタガラスのユーザー拡大により、さらに販売量拡大へ
  世界不況の影響を受け、2009年下期のスパッタライン新設は延期
  2009年には50型FHD機種向けでもスパッタガラスによる光学フィルターの採用へ

LC Chem,Ltd.(PDP光学フィルター)
  光学フィルターは大型サイズへとシフトし、利益率の改善を推進
  反射防止フィルムの内製、スパッタガラスの調達により、コスト競争力の向上を図る

SKC Haas Display Films Company(PDP光学フィルター)
  トップ3のセットメーカー向けの販売力強化で順調な成長を目指す
  2009年の市況を見極めながら必要に応じて増設を検討
  反射防止フィルムやNIRA等の部材内製によりコスト競争力向上を図る

SSCP Co.,Ltd.
  2010年に韓国光学フィルター市場でシェア20%の達成を目指す
  2008年下期から量産開始、2010年に新規増設も検討
  部材内製に伴うコスト競争力を武器に、MOG仕様のG/F拡販に注力

DONGJIN SEMICHEM Co.,Ltd
  2010年の電磁波シールド材市場シェア20%を目標に事業拡大を推進
  2009年の新規設備投資を検討、市況が回復すれば既存能力の倍への拡充も視野に入れる
  価格及び品質競争力を高め、電磁波シールド材でのマーケットシェアの向上を目指す

TORAY SAEHAN Inc.(PDP用反射防止フィルム)
  歩留まり向上と原反の内製化により、コスト競争力強化を目指す
  反射防止フィルムの販売量は2009年以降は横ばいを見込む
  一方で、今後はHCフィルムでの展開も視野に入れる

SKC Haas Display Films Company(ITOフィルム)
  市場環境の変化にフレキシブルに対応し、今後の継続的な事業拡大を図る
  2009年末に新規設備導入予定、生産能力は150万㎡にまで拡大
  高透過製品の開発及び機能性フィルムの量産拡大
  ITOフィルムに加え、導電性ポリマーフィルムをラインナップに加える

HanSung Ind Co.,LTD.
  韓国で最も古いITOフィルムメーカーとして、品質面での差別化を推進
  2008年10月にスパッタ装置を新設、2009年以降からの本格的な量的拡大を目指す

DigiTech Systems co.,Ltd.
  ITOフィルムの内製によりTP事業の競争力強化を目指す
  2009年上期からは抵抗膜のみならず静電容量用にもITOフィルムの内製へ
  ITOフィルムの外販を視野に入れるも、現在はTPラインナップ拡充に注力

MAXFILM Corporation
  フィルムへのスパッタ加工を基軸に、コンバーティングビジネスの拡大を追及
  2009年第3Qに新規スパッタ装置を導入、旧ラインはウィンドウフィルム用に転用
  中国・台湾向けのみならず、今後は品質向上により韓国ユーザー向けに拡販

NAWOOTECH CO.,LTD.
  ITOガラスで培った技術を活かし、ITOフィルム市場に参入
  ITOフィルムは2009年下期からの本格採用を目指す
  ITOガラス事業に加えITOフィルム事業の創出により、さらなる業績向上を追及

SANG BO CORPORATION
  カーボンナノチューブフィルムによってITOフィルム代替を目指す
  2009年7月からパイロット生産を開始、同年12月にはRoll to Rollにも対応
  独自の分散技術を活かし、CNT溶液から内製にCNTフィルムを製造
  CNT-PCシートにより下部基板としての採用を推進
  将来的にはフレキシブルディスプレー向けでの展開も視野に入れる

SKC Co.,LTD
  2009年よりバックシート向けフィルム事業を強化
  工業用グレードを幅広くラインナップし激変する市場に対応

TORAY SAEHAN Inc.(PETフィルム)
  工業用フィルムの販売拡大による売上向上を図る
  磁気用、包装用の減少分を吸収する形で工業用の販売量が拡大

KOLON Industries,Inc.
  2010年には光学用PETフィルムの生産能力が倍増
  2009年末に金泉工場で光学用PETフィルム新ラインの設置が完了

SKC KOLON PI,INC.
  韓国FCCL用途でのシェアトップを目指す
  SKCとKOLONのPIフィルム事業が2008年6月に統合
  技術競争力の強化のほか、安定供給体制が拡充
  2010年よりスパッタ/めっきによる2層FCCL用PIフィルムを量産予定
  日本製PIフィルムの代替により販売量拡大を見込む
 

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