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2011年版 静電容量方式タッチパネル部材市場の徹底分析

静電容量方式タッチパネルの用途は携帯電話・スマートフォンが主体でしたが、最近になってタブレット端末への搭載が加速、カーナビなど新規用途でも高い採用意欲が伺えます。TPの構成や用途によって部材・材料の要求仕様は異なり、電極基板やカバー、引き出し線、OCAなどのメーカーにとっては、これまで以上にユーザーの志向及び競合の動向を把握することは非常に重要になってきています。一方、市場の構図はCFやLCDメーカーの新規参入が相次いだことで複雑化しています。ガラスセンサーvsフィルムセンサーの競合が目立っているようにみえますが、TPの構成はカバーガラス一体型センサーが開発されるなどさらに多様化する傾向にあります。また、その先には従来のアウトセルvsインセル/オンセルといった競争軸が待ち受けています。インセル/オンセルが本格的に量産されるのは3年先とも言われていますが、アウトセルはこの流れを止められるのでしょうか。それは、部材・材料メーカーにかかっていると言えます。弊社では2010年3月に「タッチパネル部材市場の展望と戦略」を発刊し、ご好評をいただいております。今回は急成長する静電容量方式にフォーカスし、市場全体のトレンドをより正確に分析するために主要TPメーカーの動向も掲載いたしました。また、各部材・材料については市場規模やシェア推移など、最新の需要動向を検証いたしました。

発刊日 2010年12月10日 体裁 211頁
資料コード C52111700 PDFサイズ 2.9MB
カテゴリ マテリアル / 海外情報掲載
調査資料価格 132,000円(税込)~    価格表を開く
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目次

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3
【図】静電容量方式タッチパネル市場の変化
3
・用途拡大で部材・材料の要求仕様が多様化 ユーザーの志向や競合他社の動向を把握し変化に対応することが重要
4
7
【表】静電容量方式TPメーカーのセンサーラインナップと引き出し線形成方法
8
【図】静電容量TPのサプライチェーンと主導権を握るメーカー
10
【図】静電容量TPの構造一覧
12
29
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32
36
41
47
54
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62
◆日本写真印刷株式会社
71
・印刷方法の工夫で狭額縁化を実現、今後はカバーの樹脂化も視野に
・モジュールビジネスだけでなく、センサー受注も強化
◆ミクロ技術研究所
77
◆洋華光電股フェン有限公司(Young Fast Optoelectronics Co.,Ltd.)
81
◆時偉科技股フェン有限公司(SWENC Technology Co.,Ltd)
86
・外部委託は残るものの、メタルやITOスパッタ設備も導入
・フィルムセンサーの課題、ピッチ30μmの細線化を実現 カバーガラス一体型センサーも2011年Q1より量産予定
◆意力(廣州)電子科技有限公司(EELY-ECW Technology Ltd.)
89
・メタルスパッタで細線化、カバーガラス一体型センサーなどを開発
◆宸鴻光電科技股フェン有限公司(TPK Touch Solutions Inc.)
92
・2010年よりフィルムタイプも量産をスタート
◆和▼光電股フェン有限公司(Sintek Photronic Corp.)
95
・小型用途への拡販を図り自社設備のメリットを活かす
・カバーガラス一体型センサーを開発し、生産プロセスも確立
◆友達光電股フェン有限公司(AU Optronics Corporation)
99
・2010年秋にTP関連の技術・ノウハウを集約しInterface Component BUを設立
・将来はカバーガラスの生産も視野に入れる
◆奇美電子電股フェン有限公司(Chimei Innolux Corporation)
101
・薄型、コスト低減の要求にはインセル、オンセル、カバーガラス一体型センサーで対応
・アウトセルは、ガラスとフィルムの両方に投資計画 フィルムは外部調達の可能性も
◆シナプティクス・ジャパン株式会社
104
・市場のパイを拡大させ自身の売上も成長させる
・次のステップとしてICのみの供給も視野に 大型化とともにフィルムセンサーのメリットが出にくくなる可能性を示唆
◆MELFAS Inc.
109
・カバーガラスに直接ITOスパッタする独自構造、オンセルよりも市場性があると判断
◆N-trig Ltd.,
113
・「DuoSense」、2011年は30~50万ユニットの出荷を目指す さらなる採用獲得を目指し日本、中国拠点の強化に動く
◆AD Semiconductor Co.,Ltd.
116
・タブレットPCに採用されるも抵抗膜マルチは少数派
・静電容量用ICは早くて2011年3Qに量産を計画
◆尾池工業株式会社
118
・光学調整層、ITO層ともグループ内で設計可能な点が強み
・ITO代替は導電性高分子フィルムを有望視するも、TP向けとしては難しいとの見方
◆グンゼ株式会社
125
◆東洋紡績株式会社(ITOフィルム)
130
・AG-HCタイプがノートPC向けで高い評価を受ける 静電容量は一部サンプル出荷を行うものの、本格的な参入は検討段階
◆株式会社鈴寅
133
・透過率と色目のバランスで超高透過タイプが評価 設備の自社設計でコスト競争力を発揮
・コストメリットがあれば様々な種類・メーカーのHCフィルム採用も検討
◆TDK株式会社
137
◆SKC Haas Display Films Company
141
◆MAX FILM Corporation
145
・中国・台湾への出荷がメインも、2011年より韓国市場向けの販売比率が向上する見込み
◆Surface Tech Co.,Ltd.
149
・静電容量方式TP市場の拡大でAgスパッタビジネスも成長
◆迎輝科技股フェン有限公司(EFUN TECHNOLOGY CO.,LTD.)
153
◆郡宏光電股フェン有限公司(Jun Hong Optronics Corp)
156
・2010年6月より量産開始、2011年には新規設備導入も計画 グンゼの供給をメインとしつつ、他ユーザーへの拡販にも注力
◆帝人デュポンフィルム株式会社
158
・静電容量TP向けではITO用HCフィルムを開発中 色補正や厚みなどユーザーニーズを見極め製品化する予定
◆日油株式会社
161
・有機導電フィルムはサンプルワーク段階にあるものの、早期の事業化は難しい状況
◆リンテック株式会社
163
・導電性ポリマーによる透明導電性フィルム量産化体制を強化 まずは抵抗膜TP電極からスタートし、静電容量TPも視野に入れた開発を推進
・HCフィルムは硬度と加工性のバランス、光学特性の付与など細かいニーズへの対応力に強み
・OCAは電極・センサーの貼合用とエアギャップ用をラインナップ LCD-TV前面板など新たな用途での採用獲得も狙う
◆SKC Co.,Ltd.
167
・コーティングの技術力を活かしHCの内製化も視野に入れる
◆ジオマテック株式会社
169
・膜・パターン両面からの性能の作り込みで差別化 成膜のノウハウを活かしフィルム基材の高性能・高付加価値製品の開発にも取り組む
◆日本板硝子株式会社
173
~センサー用ITOガラス、カバーガラスともに安定的なシェアを確保~
◆冠華科技股フェン有限公司(Applied Vacuum Coating Technologies Co.,Ltd)
175
・子会社AVCT OPTの設立で強化・切断工程をグループ内に取り込む
◆新日鐵化学株式会社
180
◆ソニーケミカル&インフォメーションデバイス株式会社
185
・ユーザーの要求レベルに応じたテクニカルサポートにも対応
◆協立化学産業株式会社
189
◆住友スリーエム株式会社
193
2010年内に液状接着剤のリリースを目指し、多様なユーザーニーズへの対応を図る
◆東洋紡績株式会社(導電性ペースト)
196
・オールマイティかつファインピッチ対応の「DW-450」シリーズによって静電容量方式向けでの対応を強化
・L/S30μmピッチ台の実現を目指し、新たな印刷技術への対応を推進
◆藤倉化成株式会社
199
◆ペルノックス
202
◆日立金属株式会社
205
◆PLANSEE SE
209
・現在のバリアメタルに加え、中長期的には主配線向けの展開も視野に
・TP用Mo-Taの販売量は2011年度で数tレベルの達成を目指す 既存ネットワークを活用し、LCDメーカーやCFメーカーへの提案も強化

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