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2010年版 リチウムイオン電池部材市場の現状と将来展望~正極材編~

近年、リチウムイオン電池はこれまでメインであったポータブル機器向けから、自動車、電動工具、電動自転車/バイク、産業機器、スマートグリッド関連、UPS向けなど、中・大型アプリケーション向け需要が立ち上がりつつあります。アプリケーションの広がりに従い、リチウムイオン電池もさらなる性能の進化が求められ、新規材料の採用も増加しつつあります。また、市場拡大に伴い、海外勢を含めた新規参入メーカーも増加しております。本年版から、成長著しいリチウムイオン電池材料市場を部材ごとに編集し、取材対象先の増加、調査項目の深堀を行いました。本調査レポートでは、正極材市場をレポートいたしました。

発刊日 2010年11月30日 体裁 157頁
資料コード C52113100 PDFサイズ 2.1MB
カテゴリ マテリアル / 環境・エネルギー、自動車、機械、エレクトロニクス / 海外情報掲載
調査資料価格 88,000円(税込)~    価格表を開く
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目次

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○存在感を増す海外材料メーカー、EV市場の始動で新規参入も相次ぐ 正極材市場は競合状況激化の方向
○民生ポータブル機器向けは規模で生き残るか、ニッチへの特化 車載向けでは今こそ材料ポテンシャルの見直しで他社から一歩抜きん出るべき時
○M&Aや事業提携による海外進出も検討すべき戦略の1つ
~車載向けなどアプリケーション拡大により、再び成長基調に~
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【各アプリケーションの定義・金額ベース市場規模算出時の為替】
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【表・ク゛ラフ】LIB世界市場規模推移・予測(金額ベース:2007~2009年度、2010年度見込、2011~2015年度予測)
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○低価格化が進行する民生向けポータブル機器用市場 タブレット型PCや電子書籍端末など、新たな機器需要に期待
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【表・ク゛ラフ】民生向けポータブル機器LIB世界市場規模推移・予測(金額ベース:2007~2009年度、2010年度見込、2011~2015年度予測)
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○中・小型LIBの高付加価値アプリケーションとなる民生向け以外用途
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【表・ク゛ラフ】民生以外の中・小型機器関連LIB世界市場規模推移・予測(金額ベース:2007~2009年度、2010年度見込、2011~2015年度予測)
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○鉛電池価格の2~3倍が目安 本格普及は2013~2015年度以降
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【表・ク゛ラフ】産業用LIB世界市場規模推移・予測(金額ベース:2007~2009年度、2010年度見込、2011~2015年度予測)
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※各主要メーカーの電動自動車に対するリリースの動向まとめ(トヨタ自動車、日産自動車、外資系企業等掲載有)
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【表・ク゛ラフ】車載用LIB世界市場規模推移・予測(金額ベース:2007~2009年度、2010年度見込、2011~2015年度予測)
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○金額ベースでは三洋電機がシェアトップを維持 サムスンSDI、LG化学がそれぞれ3位、4位に浮上
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【表】LIB世界市場メーカーシェア(金額ベース:2007~2009年度、2010年度見込)
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【ク゛ラフ】LIB世界市場メーカーシェア(金額ベース:2007年度)
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【ク゛ラフ】LIB世界市場メーカーシェア(金額ベース:2008年度、2009年度、2010年度見込)
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【表】ポータブル機器用LIB世界市場 メーカーシェア(数量ベース:2007~2009年度、2010年度見込)
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【ク゛ラフ】ポータブル機器用LIB世界市場 メーカーシェア(数量ベース:2007年度)
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【ク゛ラフ】ポータブル機器用LIB世界市場 メーカーシェア(数量ベース:2008年度、2009年度、2010年度見込)
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【参考資料】正極材メーカー別 年間生産能力推移-①②
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○2010年度は景気回復およびスマートフォン等を牽引役に前年度比プラスの見込み
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○スマートフォン市場の拡大を追い風に高容量タイプへの注力で差別化を図る 長期的には生き残りをかけてニッチ分野への特化も
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○EVのモデルチェンジ時期を睨み、NCMプレイヤーの設備増強が進む
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○足元では民生ポータブル機器向けの採用拡大に向けた低コスト化の実現 中長期的には車載向けの本格採用における性能面の差別化がポイントに
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○材料特性の改善や添加剤でLMOのデメリットを克服 自動車メーカーの生産計画に呼応し、LMOプレイヤーの増産計画が相次ぐ
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○材料特性の改善で更なるコストダウン実現が、競合材料との争いに勝ち残るカギ ユーザーに一番近い場所で次世代正極材の開発に先行するのも次なる一手
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○EVではマンガン系材料への混合で容量アップに寄与 今後の事業成長には正極材ラインナップの拡大も有効手段
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○微粒子化およびカーボン被覆等の技術開発により、海外を中心に正極材としての実用化が進展 正極材メーカーおよびセルメーカーは中大型向けをターゲットに適用拡大を図る
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○2011~2012年度では既存アプリケーションに加え、中大型用の量産検討向けに出荷増 本格量産による市場拡大は2013年以降
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○車載向けでは充電方式など、インフラとの組み合わせによる展開が有効
80
○新規参入の弱みを強みに変え、特定ユーザーとの関係強化を図るのも有効手段の1つ
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~韓国の「生産力」、中国の「コスト力」に日本の「技術力」が加わる~
・中大型向けでは「製品の差別化」と「コストリーダシップ」の両立がカギ LIB to LIBのリサイクルシステム「クローズドループ」も2011年開始予定
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~中国トップクラスの正極材メーカー、グローバル展開を見据えた提携も進む~
・正極材、負極材、電解液を取扱うシナジーも材料開発、材料提案の強み 戸田工業との提携で今後は正極材ラインナップの拡充も
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~中大型向けをターゲットに今後はLMO中心の展開を想定~
・グループ企業のセルメーカー、中信国安盟固利動力科技有限公司では大型セルにターゲットを絞った開発が進行中
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~韓国有数の正極材メーカー NCMでは世界トップクラスの出荷量~
・セカンドベンダーとしての役割を忠実に実行
・車載、高容量向けを念頭に生産能力増強
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~究極のコバルト系でニッチ分野に特化~
・前駆体の粒径サイズコントロール、機能性付与のドーピング技術に強み
・中大型用途向けでは産業機器などターゲットにニッチを極める 長期的には負極合金との組合せによる提案も視野に
108
~材料の使いこなしで顧客ニーズに対応 老舗のノウハウを活かし、大型向けに三元系の提案も進める~
・品質維持とコスト競争力強化の両立で、コバルト酸リチウムの更なる拡販を目指す 足場固めの後は、大型向けに三元系での飛躍を図る
112
~マンガン酸リチウムのトップメーカー 世界最大規模の生産体制を構え、中大型向けに更なる注力を図る~
・トップシェア維持を目指し、マンガン酸リチウムの更なる高性能化も視野に
117
~中大型用途への適用拡大を見据え、生産拠点の海外進出を積極展開~
・NCAは水分およびアルカリ度の調整、三元系は高容量タイプの商品化に開発の主眼 材料提案力の引き上げで顧客との密な関係構築を目指す
・供給量増に向けた原材料の安定調達には商社との連携で対応 更なるグローバル展開を見据え中国では湖南杉杉新材料有限公司へ共同出資
124
~材料特性を活かし、機能品としてのLCO、三元系展開に注力~
・引き続き民生ポータブル機器向けを主軸に、高付加価値分野への特化を図る
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~独自の製造技術による高品質な前駆体に強み 三元系で中大型向けに更なる飛躍を図る~
・独自の異種元素共沈技術で安定的な結晶構造を持つ三元系正極材を実現
・豊富なバックデータを強みに顧客ニーズへの迅速な対応を図り2~3年後を見据え、自動車向けに三元系の採用拡大を目指す
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~リチウムの国内最大手でもある正極材の老舗メーカー 材料提案力を強みに幅広い顧客へ供給~
・マンガン酸リチウムでは低コストを実現した次世代品種を開発
・自社の強みを活かせる様々な方向性で次なるステージ展開を検討
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~主要4部材を扱う世界唯一のメーカー コバルト低減の三元系を武器に、自動車向けの展開を本格化~
・研究開発の主眼は5V級の高電圧LIBの実現 リチウムイオンポリマー電池の製造で蓄積した安全評価のノウハウも強み
・オンリーワンの三元系で性能面、コスト面から数年後の採用拡大を狙う 電解液とのシナジーも強み、欧米の自動車メーカーによる認定取得も推進
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~一貫生産体制を強みとするニッケル酸リチウムのパイオニア 今後は新たな正極材の開発も視野に~
・コストダウンと機能性向上の両立 顧客ニーズの実現と収益性の確保を目指す
・民生用に加え今後は自動車向けLIBも視野にニッケル酸リチウム以外の正極材の開発も進める
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~価格ありきのコスト競争を避け、品質面からセルメーカーのコストダウンをサポート~
・ナノ粒子技術を駆使し、電極塗工性、電極密度の向上を実現するLFPを本格供給開始
・歩留まりや電極密度の向上を実現する材料提供でセルメーカーのサポートを目指す
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~中大型市場の拡大を見据え材料特性、生産体制を強化 最大1,000t/年の本格量産プラントを計画~
・高容量化に寄与する「低炭素かつ高レート」なLCC品を新たにラインナップ
・足元は中大型電池向けにリン酸鉄リチウムの本格展開に主眼 長期的には次世代正極材の開発も視野に
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~コバルトフリーの高出力正極材を中大型向けに展開~
・高出力が求められる車載、産業機器に主眼を置き、更なるコスト競争力強化を目指す

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