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有機エレクトロニクス2020年展望

半導体、ディスプレイ、太陽電池といったエレクトロニクス製品はいずれも日本企業が市場を開拓してきたが、韓国や台湾、中国といったアジア勢の攻勢を受け、競争力は相対的に低下している。そうした外部環境の変化のなかで、有機半導体をはじめとする有機材料が現状を打破するキーマテリアルの1つと捉えられた研究開発がなされている。これから10年後、「フレキシブルデバイス」「プリンテッドエレクトロニクス」が各種エレクトロニクス製品の技術の本流となる可能性がある。2015年前後には有機半導体を用いたバックプレーンがディスプレイ用TFT基板として量産スタート、色素増感型や有機薄膜といった有機系太陽電池も2015年以前に市場として立ち上がってくるとみられる。有機TFTでは低分子系がすでにa-Si TFTを大幅に上回る移動度に向上したほか、高分子系も3.5cm2/Vsとa-Si TFTを上回る性能にまで向上した。しかし、現段階で日本において有機エレクトロニクス製品の研究開発に力を入れているのは大学をはじめとする研究機関であり、セットメーカーをはじめとする日本企業の動きは総じて鈍い。今後市場が形成されてくる有機エレクトロニクスで主導権を取るためにも、日本企業はあるべき市場の姿を想定し、そこに向けた研究開発を加速させる必要があるだろう。これまで矢野経済研究所では「有機EL」や「導電性高分子」等の有機エレクトロニクスデバイス・材料を取り上げてまいりました。今回の「有機エレクトロニクス 2020年展望」では、これらの市場動向に加え、今後立ち上がってくる有機TFTをはじめとする有機エレクトロニクス市場が2020年にどの程度の市場規模にまで成長するのかに焦点を当て、新たにレポートを発刊することに致しました。

発刊日 2011年05月26日 体裁 151頁
資料コード C53102900 PDFサイズ 2.2MB
カテゴリ マテリアル / 環境・エネルギー、自動車、機械、エレクトロニクス / 海外情報掲載
調査資料価格 220,000円(税込)~    価格表を開く
書 籍 定価  220,000円   ( 本体  200,000円   消費税  20,000円  )
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(書籍とPDFレギュラー)
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PDFコーポレート
(法人内共同利用版)
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セット
(書籍とPDFコーポレート)
定価  473,000円   ( 本体  430,000円   消費税  43,000円  )
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(法人内共同利用版)
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目次

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・2020年、有機エレクトロニクス市場規模は10億USD近くまで拡大
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・電子移動度やオンオフ比等の有機半導体への要求性能は概ねクリア。SS係数の向上といった改善も重要なテーマ
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・海外勢が強みを発揮するなか、広島大学や住友化学が国内での材料開発を牽引
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・三菱化学、Konarka、Solarmer がワールドレコードを競い合う。機動性の高いベンチャー企業に、大手企業はどう戦うのか?
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4-1.センサー
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4-2.AMOLED 素子材料
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輸送材料の性能向上やSFCとの連携等によって、AM向けでの販売拡大を目指す
SFCへ資本参加、両社の強みをさらに強化しシナジー現出へ 2011年10~11月稼働予定のSFC韓国工場でHTL材料を生産する可能性も
従来品以上のキャリア移動度を持つHTL材料の研究開発を加速 ETL材料の上市も視野に入り始める
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・★P110の文章の続き
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