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2016年版 静電容量方式タッチパネル・部材市場の徹底分析

静電容量TPのアウトセルメーカーは厳しい局面に差し掛かっている。G2やG1Fなどを中心に展開してきたガラスセンサー市場ではWintekに続きCandoも会社更生手続きを申請するなど、TPメーカーの淘汰が始まった。この背景には、インセルやオンセルの台頭、アウトセル自体の技術革新スピードの鈍化と、スマートフォンやタブレットPCなどのユーザー市場の成長鈍化があり、「価格」を競争軸としてきたTPメーカーは整理淘汰の対象となっていると言える。TPメーカーが再成長にベクトルを向けるためには、低価格のみを要求し技術革新をもたらさないユーザーや、価格のみがユーザーにとっての話題となるTP構造などを切り捨てることから始めるべきではないか。これら「レガシー」から手を引くとともに、本来そこで注ぎ込むはずであったヒト・モノ・カネを原資に据え、車載や大型などの新規用途や、TP+αとなる新たな技術の付与等により、いま一度最先端分野にシフトすることが求められている。

発刊日 2016年03月28日 体裁 244頁
資料コード C57125800 PDFサイズ 5.4MB
カテゴリ マテリアル / 海外情報掲載
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2016/06/28~ 880円

目次

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【表】静電容量タッチパネル市場規模推移(CY2013~FY2017予測)
2.企業動向
3.展望と課題
~レガシーな技術と顧客から決別し、もう一度、最先端を突き進め!~
○車載、産業機器などの新規用途開拓が喫緊の課題 一歩先の顧客ニーズを読み取った製品開発や、顧客サポートが採用拡大のカギ
23
○「価格」を競争軸とするTPメーカーは整理淘汰の対象に 「技術」を武器にするTPメーカーは決断のとき
25
【図】静電容量TPメーカーが追及すべき方向性
27
~ガラスセンサー陣営は総崩れ、フィルムセンサー陣営も下り坂 市場立ち位置の柔軟な変化こそが打開策~
31
★P31文章の続き
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46
★P46文章の続き
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~ITOフィルムメーカーの淘汰は一段落、非ITOではペン入力対応需要が拡大 低抵抗化の取組みを新規用途開拓につなげ~
~ミドルエンド以下の機種でもガラスカバーの採用が拡大 樹脂カバーは「割れない」「曲面対応」を最大限にアピールした用途開拓を~
89
★P90文章の続き
92
92
95
~TP/LCD用に加え、インセル・オンセル用OCAの需要が堅調に~
99
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○低誘電率、高・低屈性率、UV Cutなどの機能性OCA開発が進む
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110
~フィルムセンサー用Agペーストで中国勢による価格攻勢激化~
123
~導電材料×フォトリソ工法を基盤に、タッチセンサーと組み合わせた新製品開発と新規市場への開拓を模索~
・車載用に「IMD ®」の成形品を使用した PFFをラインナップ 低コストを重視した車載用PF1も検討中
130
~業務用と車載用TPに加え、UVカットOCAやITOフィルム、HCフィルムなどの材料販売にも注力~
・車載用TPに偏光サングラス対応として、光学等方性フィルムの使用要求が浮上 ノートPC等のペン対応ニーズには、自社の低抵抗ITOフィルムを活用する考え
134
~車載用途に軸足を置いた静電容量TP展開を加速化~
・最適電極パターン設計と、それに最適化したIC制御技術を活かし手袋タッチに対応 顧客要望に合わせ、車載TPに低反射と高透過率、防眩性等を施す
138
~タブレットPCや2in1 PC向けにAESペン採用の拡大を推進~
142
~車載、腕時計型ウェアラブル端末向けにTPが採用、Agメッシュ系TPは産業用途向けに採用拡大を目指す~
・2016年3月に車載向けにG2(Cell)を量産開始する予定 Bended Smartphone向けにGFxyなどを開発中
147
~Bendedスマートフォン向けTP採用を目指し、新しい構造のフィルセンサー開発に注力~
・Bendedスマホ向けセンサーモジュール需要増に対応し、ベトナム工場の生産能力を倍増 Agメッシュ系TPは線見え等の視認性問題が課題、IT機器向け採用には至らず
153
~主要顧客の外販戦略に沿って、OCTA用ガラスセンサーの設備増強へ~
・Foldableスマートフォン向けフィルムセンサー開発を検討
156
~生産拠点をベトナムに集約、TP事業縮小を検討中~
162
~TP+LCM貼合ビジネスと、車載やNB・AiO-PC用等の用途開拓を進め 売上と利益ともに伸張を目指す~
・2015年のTP構造別売上構成比はGFFが70~80%、GF1が20~30% スリム化と低コストに有利なGF1をミドル・ローエンドスマートフォン向けに提案
167
171
~海外向けにTP用ITOフィルム販売が堅調 車載TP用ITOフィルムの新規市場開拓に取り組む~
・2015年より日本向けに車載TP用ITOフィルム供給開始、2016年から本格的な販売へ
173
~ITOフィルムは中国市場での販売が堅調~
・カジノ、医療機器など一般産業分野に向けた用途展開を注力 2015年より80Ω/□の低抵抗品の量産を開始
176
~銀塩メッシュフィルム「エクスクリア」は2in1端末など低抵抗と視認性を活かせる用途で実績を拡大~
・ペン入力対応、曲面成形など銀塩の強みを活かせる領域での拡販に注力
178
180
~Cuメッシュフィルムは材料から配線までを一貫生産 32”~65”の規格品を揃え即納体制に強み~
182
~TP事業は2015年よりコマーシャル向けに特化 Agメッシュフィルム単体ではなくモジュールで展開~
・パターン反射角の調整とランダムパターン設計で「モアレフリー」を実現 2017年には線幅3μmの細線化を視野に開発を進める
186
~ノートPC向けでAgNWセンサー搭載モジュールの採用が本格化 2016年以降のインク調達体制は検討中~
・ヘイズ、透過率などの課題が進展によりノートPC向けが採用拡大に 2in1端末及びペン入力対応が新規開発のテーマ
189
~塗液の配合と基材への精密コーティング技術で安定した抵抗値の高品質AgNWフィルムの開発・供給を実現~
191
~2014年4QよりAgナノワイヤフィルム「FLEXX」の量産開始~
195
~2015年に米・C3Nanoに買収され100%子会社に 2016年内にAgNW(材料)及びAgNWインクの生産設備増強を実施~
・AidenのAgNWがC3NanoのAgNWインクのクオリティを向上し販売拡大に寄与
・AgNWの歩留まり改善に取り組み、AgNWインクの低価格化を目指す
199
~フィルム加工技術を活かし、AgNWフィルムの低抵抗化・高透過率を実現~
・タッチパネル向けと発熱体向けを主軸した展開に取り組む
205
~「ドラゴントレイル」シリーズはTPカバー用のアルミノシリケートガラス市場で20%前後のシェアを確保~
・2016年3月時点でスマホその他で73ブランド、510機種の採用を獲得
209
212
~HC、耐指紋、虹ムラ防止など独自の表面処理を施した樹脂前面板を展開 軽量、割れにくさ、成形性など樹脂ならではのメリットを訴求~
・ミドルエンド以上の領域を中心に展開、樹脂カバー市場の40%前後のシェアを確保
218
~狭額縁化のニーズに応え、顧客仕様に合わせこんだ打ち抜きシートの拡販と国内におけるリキッドタイプの実用化を目指す~
222
~ミドルOCAからボトムOCAへの展開を加速化~
225
~UV硬化タイプOCAの販売実績を活かし、新規顧客への採用拡大に注力~
230
・「APC」販売量の60%がTP引出線用、ITOと組み合わせたセンサー材料としての提案も進む 信頼性、柔軟性を武器に車載用での採用に期待
234
~引出線の細線化を実現するAgペーストの開発を推進~
237
~2016年2Qより材料及び工程の低コスト化を実現する新製品の販売を開始~
・分散とバインダー合成の技術をベースにペースト使用量10%低減を実現 レーザー往復回数削減可能なグレードなどプロセスコスト低減に寄与
242
~コンシューマー製品から車載や一般産業用への注力シフトを進める~

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