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2016年版 介護食、高齢者食、治療食の市場実態と展望

日本では、65歳以上の高齢者人口が3,400万人を超え、要支援・要介護認定者も600万人を超えた。高齢夫婦世帯と高齢単身世帯が増加し、高齢者の日常生活のサポート強化が喫緊の課題となっており、将来的には3人に1人が高齢者になると予測されている。 このような中、高齢者の食事サポートと安全性確保、医療・介護現場の省力化に貢献する介護食(嚥下食、咀嚼困難者食)、軟らかさ、栄養素やカロリーに配慮した高齢者食の市場規模は着実に拡大している。 介護食、高齢者食は、高齢者施設の朝食作業を軽減し、人件費圧縮に役立っている。在宅配食サービスは在宅高齢者の自立支援をサポートし、嚥下食は誤嚥性肺炎の予防に役立っている。冷凍、チルド、常温など、製品温度帯の広がりは配送方法や売場設定にも影響を与え、それに伴い様々なビジネスモデルが生まれている。外食サービス、生協、コンビニ、スーパーが在宅配食サービスに本格参入し、在宅高齢者の食事を支えている。新たな市場参入が新たな製品開発を促している。 政府は医療・介護財政の膨張から、介護に至る手前での地域支援策を積極化し、タンパク強化などを目的とした予防食が注目されている。2008年4月のメタボ健診開始以降も生活習慣病患者と予備軍は依然増加傾向にある。高齢者に多い腎臓病と糖尿病の増加が治療食市場を後押しする。夏の気温上昇は新たに水分補給市場を顕在化させ、経口補水液やゼリー市場を拡大させている。 このように、介護食、高齢者食、治療食の市場を分析し、注目される有力70社の個別戦略を研究し、市場の将来を展望する。

発刊日 2016年09月30日 体裁 356頁
資料コード C58109200 PDFサイズ 12.0MB
カテゴリ 食品、アグリ、バイオ / ヘルスケア、医療、医薬、介護、医療機器
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目次

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11
【ク゛ラフ】介護食・高齢者食・治療食(加工食品/調理品)の市場規模推移と予測(2011~2020年度)
2.企業動向
3.展望と課題
1.介護食、高齢者食、治療食は数少ない成長市場
15
18
【ク゛ラフ】日本の高齢化と将来予測(1950~2060年 5年毎に掲載)/世帯主65歳以上の世帯の家族類型割合(2010~2030年予測)
18
3.地域包括ケアと介護施策で高齢者は在宅へ
20
22
【図】フレイルティ・サイクル
【表】BCAAを多く含む代表的な栄養飲料
25
【ク゛ラフ】介護保険の保険給付(介護給付・予防給付)額の推移(2003~2014年度)
25
【ク゛ラフ】病院数、病床利用率、平均在院日数の推移(2001~2014年度)
26
【表・ク゛ラフ】特別養護老人ホーム(特養)の施設数、入所定員数の推移(2007~2014年)
27
【表・ク゛ラフ】介護老人保健施設(老健)の施設数、入所定員数の推移(2007~2014年)/有料老人ホームの施設数、入所定員数の推移(2007~2014年)
28
29
【ク゛ラフ】シニアのネット通販利用率(全体)/ネット通販のおおよその月間利用回数
29
【ク゛ラフ】ネット通販でよく購入するもの
30
32
【ク゛ラフ】回答者の属性(ロコモ度別)
32
【ク゛ラフ】現在、気になっている身体の症状や罹患状況
33
【ク゛ラフ】日頃、食事で気を遣っている事
34
35
【表】新しい介護食品(スマイルケア食)の分類①
36
【表】新しい介護食品(スマイルケア食)の分類②
37
【表】新しい介護食品(スマイルケア食)の選び方③
38
【表】「スマイルケア食の提供時の配慮事項」の実現を図るために取り組むことが望ましい事項
38
【表】期待される食品製造業者の取り組み/開発が期待される具体的な商品例
39
40
【ク゛ラフ】食品の総市場規模推移(2011~2015年度)
40
10.健康弁当、治療食弁当、高齢者弁当が市場を拡大
42
11.給食、外食、生協が配食市場に本格参入
44
46
【図】介護食品の流通構造
46
48
【ク゛ラフ】流動食の市場規模推移(2011~2014年度)
49
【表】経口補水液・ゼリー製品一覧
51
15.注目集める予防食、増える品揃え
53
54
【表・ク゛ラフ】介護食、高齢者食、治療食(加工品)の市場規模予測(2015~2020年度予測)
54
【表・ク゛ラフ】介護食、高齢者食、治療食(調理品)の市場規模予測(2015~2020年度予測)
55
59
【ク゛ラフ】要介護認定者数の推移(2008~2014年度)
59
61
65
70
3)濃厚流動食
71
1)加工食品メーカー
74
2)給食企業
76
3)在宅配食企業
78
1)嚥下食(とろみ調整食品、ゲル化剤、デザートベース食品、水分補給ゼリー)
79
3)濃厚流動食(総合栄養流動食、病態に合わせた組成の流動食)
116
151
【表・ク゛ラフ】介護食の市場規模推移(2011~2015年度)
【表・ク゛ラフ】介護食の加工食品の市場構成比(2015年度)/介護食の調理品の市場構成(2015年度)
152
6.現状の問題点と課題
153
7.今後の市場見通し
154
155
【表・ク゛ラフ】介護食の市場規模予測(2016~2020年度)
159
【ク゛ラフ】家族形態別にみた高齢者の割合(1980~2015年)/一人暮らしの高齢者の動向(1980~2035年)
159
【表】スマイルケア食「青」マークを表示し得る食品の基準
161
1)加工食品メーカー
162
2)給食企業
163
3)在宅配食企業
164
1)健康バランス食(在宅配食サービス)
165
167
174
【表・ク゛ラフ】高齢者食の市場規模推移(2011~2015年度)
175
【表・ク゛ラフ】高齢者食の加工食品の市場構成比(2015年度)/高齢者食の調理品の市場構成比(2015年度)
6.現状の問題点と課題
176
7.今後の市場見通し
177
178
【表・ク゛ラフ】高齢者食の市場規模予測(2016~2020年度)
181
【表】現在、住んでいる場所別、食事の範囲
181
【ク゛ラフ】慢性透析患者数の推移(2000~2014年)
183
1)入院患者食、入所高齢者食
184
2)在宅配食サービス
186
187
※P187文章の続き
191
1)加工食品メーカー
192
2)給食企業
194
3)在宅配食企業
196
197
2)脂質コントロール食(給食、在宅配食サービス、加工食品)
200
201
209
【表・ク゛ラフ】治療食の市場規模推移(2011~2015年度)
210
【表・ク゛ラフ】治療食の加工食品の市場構成比(2015年度)/治療食の調理品の市場構成比(2015年度)
6.現状の問題点と課題
211
7.今後の市場見通し
212
214
【表・ク゛ラフ】治療食の市場規模予測(2016~2020年度)
掲載内容:企業概要/業績推移/介護・高齢者食、治療食関連事業の参入パターン/介護・高齢者食、治療食関連製品・サービスの概要(製品・サービスの特徴)/介護・高齢者食、治療食関連事業の開発・生産・販売動向/介護・高齢者食、治療食関連事業の課題
○アサヒグループ食品(旧:和光堂) ~「食事は楽し」シリーズ中心に介護食品を展開
217
○旭松食品 ~業務用カットグルメ、病院へも本格進出
219
○味の素 ~栄養ケア食品は栄養補助食品の家庭向けに特化
221
○アボットジャパン ~濃厚流動食は病態対応に特化
223
○イーエヌ大塚製薬 ~「あいーと●」事業部が独立、摂食回復支援食を積極展開
225
○大塚製薬工場 ~「OS-1ゼリー」「エンゲリード」で『特別用途食品』許可取得、専門性高める
227
○カセイ食品 ~全国病院用食材卸売業協同組合を通じて、病院・高齢者施設向けを拡大
229
○キッセイ薬品工業 ~低たんぱく食事療法向け治療食、とろみ調整食品中心の展開
231
○キユーピー ~在宅向け『やさしい献立』、業務用『ジャネフ』の2本立て
233
○クラシエ薬品 ~褥瘡予防の栄養補助飲料「アコロンDX」を2種上市
235
○クリニコ ~流動食のトップメーカー、介護食・栄養補助にも注力
237
○グンプン ~~デンプン主体に、食事療法をサポート
239
○サラヤ ~「ラカント」の安定供給を目的に桂林工場を竣工
241
○三和化学研究所 ~医療・介護食品を総合的に展開も、今季限りで撤退予定
243
○タカキヘルスケアフーズ ~介護食向け「らくらく食パン」、腎患者向けたんぱく質調整パンを上市
245
○大和製罐 ~『エバースマイル』の「ムース食」「とろみ飲料」で介護食へ参入
247
○テルモ ~介護予防にBCAA配合の「アミノフィール」を上市
249
○ニチレイフーズ ~「カロリーコントロール食」「たんぱく制限食」で先行
251
○日油 ~中間材料供給メーカー、腎不全患者用『マクトン』を供給
253
○ニプロ ~半固形濃厚流動食「カームソリッド」をニュートリーと併売
255
○日本水産 ~介護食は見た目も“おいしく”食べて“おいしい”食事開発へ
257
○ニュートリー ~「ソフティア」の海外展開を開始
259
○ネスレ日本 ~味の素の濃厚流動食事業を取得
261
○ハウス食品 ~介護食・治療食は『やさしくラクケア』ブランドの浸透を図る
263
○林兼産業 ~小容量高栄養ゼリーで高齢者施設を開拓
265
○バランス ~水分補給ゼリー飲料、イオン粉末等をラインアップ、嚥下商材に特化
267
○フードケア ~「笑顔倶楽部」「笑顔倶楽部すいすい」で栄養補助飲料に参入
269
○ファイン ~嚥下食、主力は「トロミナール」
271
○ふくなお ~冷凍とロングライフチルドタイプのやわらか食を展開
273
○フジッコ ~『スマイルケア食「青」マーク』許諾取得
275
○ヘルシーフード ~介護・治療食専業卸、エリア拡大で個人向け通信販売が好調
277
○北洋本多フーズ ~凍結含浸法による「やわらか食」シリーズで介護食に参入
279
○ホリカフーズ ~第二工場と水の郷工場へ生産を集約
281
○マルハチ村松 ~「とろまぐろ」が『スマイルケア食コンクール』で農林大臣賞受賞
283
○マルハニチロ ~「スマイルケア食」、審査員長賞を受賞
285
○三島食品 ~『りらく』シリーズ、アイテム拡充が課題
287
○明治 ~『メイバランスminiカップ』をSM、Dg、多様な売り場展開
289
○ヤヨイサンフーズ ~在宅市場は専門カタログ通販ルートを開拓
291
○療食サービス ~介護・治療食専業卸、サイトリニューアルで通信販売を再構築
293
○一冨士フードサービス ~グループ内棲み分けも、高齢者施設構成比が1割超える
295
○イフスコヘルスケア ~有料老人ホーム、サービス付高齢者住宅を新規開拓
297
○魚国総本社 ~当社独自の患者給食オペレーションシステムを受託メディカル施設の半数が採用
299
○エ-ムサービス ~病院食は独自の「ダイエットマニュアル」で、細かな対応
301
○大阪いずみ市民生活協同組合 ~7期目を終え、夕食宅配事業は売上10億7,000万円に
303
○グリーンハウス ~高齢者施設で「アレルギー対応」を打ち出す
305
○シダックスフードサービス ~CKを活用して「やわらかマザーフード」を提供、外部施設へも販売
307
○シニアライフクリエイト ~施設向け食材配達「特助くん」が伸びる
309
○ジョイント ~冷凍病態食「けんたくん」、「食事療法用宅配食品等栄養指針」に準拠
311
○シルバーライフ ~2つのブランドで、月間120万食以上を配食
313
○生活協同組合コープこうべ ~夕食宅配「まいくる」は年間10億円を突破
315
○西洋フードコンパスグループ ~メディカル給食で、外食レストランの技術力を活かす
317
○ソーシャルクリエーション ~リターナブル容器で食べ残しチェック
319
○東洋食品フードサービス ~クックチル対応院外調理で介護施設へデリバリー
321
○日米クック ~デイサービス等小規模施設も現場調理対応
323
○ニッコクトラスト ~現場力重視、高齢者施設受託で人材育成に注力
325
○日清医療食品 ~“食宅便”は4年間累計で1,500万食を配食
327
○日総 ~札幌は有料老人ホーム、サ高住新設が活発
329
○日本ケータリング ~配食は効率配送が課題
331
○日本ゼネラルフード ~ショートステイステーション受託増加で採算懸念
333
○ハークスレイ ~高齢健常者食「ほっか食楽」を宅配、1府・5県で展開
335
○はーと&はあとライフサポート ~摂食支援食「TaBeLu+(たべるぷらす)」の配食を開始
337
○ハーベスト ~人材育成に教育投資を惜しまず
339
○富士産業 ~入院患者が退院した後の食のフォローを行う事業を模索
341
○ベスト ~皮目を付けた切り身魚再成形ソフト食『まろやか食専科』を開発
343
○武蔵野フーズ ~チルドによる地域限定から、健康宅配、冷凍食で全国市場を開拓
345
○メーキュー ~メディカル採算性向上に、高齢者施設受託に注力
347
○メフォス ~省力化に完調品「まごころみぃる」を導入
349
○LEOC ~自社開発商品「アミノ酸配合ゼリー」がスマイルケア食『審査委員特別賞』を受賞
351
○レパスト ~タニタ監修「からだ倶楽部」の配食を始める
353
○ワタミ ~宅食事業は22万5,000食/日を配食
355

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