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2016-2017年版 自動車用加飾フィルム市場の展望と戦略

自動車の外装及び内装加飾には、これまで長きにわたり塗装や金属メッキが使用されてきたが、近年の車体の軽量化や製造ラインでの工数削減の中で、塗装レス・メッキレス加飾の可能性が注目されている。一方、自動車メーカーサイドからは、特に外装部品の加飾について、これまでの設備投資の問題もあり、単に意匠性を追求した塗装代替・メッキ代替というだけでのフィルム加飾の採用は難しいとの声も聞かれる。 フィルムによる加飾の提案にあたっては、既存の塗装・メッキにはないフィルムならではの機能・性能や、フィルム採用による付加価値の訴求が求められる。非金属メタル調フィルムによるレーダー・レーザー対応や、成形部品と同一樹脂使用によるリサイクル性向上、真空・圧空成形工法を応用した自動車ボディーへの機能付与など「フィルムだからできること」をいかに訴求するか、そのためには、原反製膜や蒸着・ハードコートなどの表面処理、成形装置など、参入メーカー各社の情報発信力が問われていると言えるだろう。

発刊日 2016年12月29日 体裁 136頁
資料コード C58117800 PDFサイズ 3.7MB
カテゴリ マテリアル / 環境・エネルギー、自動車、機械、エレクトロニクス / 海外情報掲載
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目次

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13
(2)セグメント別の市場動向
2.企業動向
3.展望と課題
~塗装・メッキに無い付加価値の提案を!問われる情報発信力~
19
【図】既存の加飾工法(塗装・メッキ)と加飾フィルムの付加価値のイメージ
21
・ものづくりに留まらない情報発信と業界研究で新規提案・参入のチャンスをつかめ
22
27
~意匠の高度化・多様化を背景に、多彩なデザイン表現のニーズが強まる~
28
38
~将来の“塗装レス”を見据えた取り組みが水面下で動き出す~
・パラダイムシフトを迫られる自動車メーカー、自動車業界。マルチマテリアル化などをキッカケに、“塗装レス”の機運は確実に高まる方向へ
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54
・ツートンカラータイプのルーフで加飾フィルム採用、塗装代替でも新たな動き
56
・外装用加飾フィルムの基材として、ウレタンフィルムが注目を集める。3Mジャパン、韓Avecalがウレタンフィルム基材の自動車用フィルムを展開
58
60
~フィルムメーカー各社で外装向けに対応した耐候グレードの開発が進展~
【表】自動車内外装加飾原反市場規模(2016年/面積)
62
62
63
65
67
5.ウレタンフィルム
68
71
~フィルム加飾採用には塗装・メッキ代替+αのバリューが必須~
75
~独自のフィルムテクノロジーを活かした自動車内装用加飾フィルムを展開~
・優れた成形性と外観・質感などリアルなデザインに強み
・「3M™ハイプロテクションフィルムテープ」では、ポリウレタン基材フィルムなどを展開
78
~さらなる事業拡大を見据え、内装加飾の総合メーカーを志向~
82
~加飾技術の“クオンタム・リープ(飛躍的進歩)”を追求~
・バックライトやタッチセンサーを組み合わせた、新たなデザイン表現も提案。コンポジット材料に向けた加飾技術の開発にも取り組む
85
~ドライ・ウェットコーティング技術を駆使し、さらなるめっき代替を開拓へ~
87
~海外市場の開拓に注力~
90
~日本国内でも、加飾フィルム「XtraForm™」の採用が進む~
・2016年初め、グループの事業体制見直しから日本の事業体制を変更
・2015年末よりAGコートグレードを量産、欧米メーカーでの採用がはじまる
93
~自動車加飾をターゲットに易成形HCフィルムを展開し、着実に案件数が増加~
96
~自社の技術力を活かした“意匠性”にフォーカス~
・加飾材料は家電、自動車向けを主力に展開
・クラックの入りにくいアルミ蒸着タイプなど、性能・バリエーションで差別化を図る
98
・長年にわたる住設・建材分野での展開で培った技術・ノウハウを自動車加飾に応用。意匠性、成形性だけでなく、強度、耐候性、さらに+αの性能付与で塗装代替を推進
102
~意匠性だけでなくTOM成形ならではの付加価値の提案を推進~
・主力の成形機販売が海外向けを中心に堅調に推移。2017年1月期には成形機売上高の60%をTOM成形機が占める
・原反、加工、接着と3者の技術集約と共同開発で新たな加飾の実現を推進
108
~独自開発の加飾技術「NATS空気転写」を提案~
112
~モノマー、ポリマー、加工品まで一貫したMMA事業展開に強み~
115
120
~電磁波透過性など「金属調光沢=加飾」の先の「機能」をアピール~
123
~光学分野でのPMMA事業の中で蓄積した技術を応用し、高透明・低ひずみの加飾用フィルムを展開~
126
・原料樹脂改質、コンパウンド、製膜とグループの総合力を結晶し、加飾+αの付加価値を持つ新規グレードの開発を進める
・低比重のPP系フィルム使用による軽量化、内外装部品のオールPP化の流れに乗った、リサイクル適正など環境面でのメリットも訴求
132
~PVC及びTPUフィルムの原反生産からフィルム加工まで内製化、自動車用フィルムで年率5%の販売量拡大を予想~

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