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2017年版 セルロースナノファイバー市場の展望と戦略

セルロースナノファイバー(CNF)は、2016年~2017年にかけて日用品を中心に一部製品での採用が始まり、2017年には日本発の量産プラントが稼働するなど、市場は開発段階から実用化・量産化へとステージを変えている。CNFは単体ではなく、樹脂や繊維などと複合化することで、強度アップや軽量化などを実現する。材料としての真価を発揮し、用途を拡大するには「いかに混ぜやすくするか」が課題であり、CNFメーカーだけでなく、樹脂や添加剤、溶剤などのメーカー各社との情報交換や共同研究が求められている。研究開発から製造、さらには川下展開までを国内に備える日本にこそ、CNFの事業化において世界をリードできるポテンシャルがある。 今回の調査では、大学、研究機関や製紙メーカー、化学メーカーなどCNFの事業化を目指す企業、CNFを使用した川下製品を開発する企業などに取材を実施し、製品動向や参入メーカー各社の動向など最新の状況を分析・考察する。

発刊日 2017年07月31日 体裁 105頁
資料コード C59106000 PDFサイズ 15.8MB
カテゴリ ファッション、スポーツ、美容、生活雑貨、消費財 / マテリアル
調査資料価格 165,000円(税込)~    価格表を開く
書 籍 定価  165,000円   ( 本体  150,000円   消費税  15,000円  )
PDFレギュラー 定価  165,000円   ( 本体  150,000円   消費税  15,000円  )
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(書籍とPDFレギュラー)
定価  198,000円   ( 本体  180,000円   消費税  18,000円  )
PDFコーポレート
(法人内共同利用版)
定価  330,000円   ( 本体  300,000円   消費税  30,000円  )
セット
(書籍とPDFコーポレート)
定価  363,000円   ( 本体  330,000円   消費税  33,000円  )
PDFグローバルコーポレート
(法人内共同利用版)
定価  495,000円   ( 本体  450,000円   消費税  45,000円  )

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資料閲覧開始 閲覧室: 2017/09/30~ コピーサービス
開始日と料金
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閲覧室: 2017/09/30~ 880円
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(スタンダード) 2018/07/31~
電話・ウェブサイト:
2017/09/30~ 1,650円
2017/10/31~ 880円

目次

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11
1.市場動向
2.企業動向
3.展望と課題
17
【図】CNF等の温暖化対策に資する次世代素材の社会実装スケジュール
19
【表】CNFに関する国家戦略・関係省庁の連携・産官額連携の動き
20
20
【表】セルロースナノファイバー 製法別概況
22
23
【図】CNFによる新市場創造戦略
【表】国内CNF市場規模予測(2017年見込み,2020年,2030年予測)
24
24
【表】日本国内におけるCNFキャパ推移(2013年,2016,2017年)
24
【ク゛ラフ】日本国内におけるCNFキャパ推移(2013年,2016,2017年)
25
【表】主要メーカー各社のCNF生産能力
26
★P25文章の続き
27
・疎水化グレード、パウダータイプなど複合化を念頭に置いた改良開発が進展
27
・京都プロセスによる樹脂複合化のコストダウン効果が注目される
28
29
【表】各種材料の特性比較
30
【表】自動車用樹脂需要量推移(2014~2017年,2020年,2025年)
32
・高透明、寸法安定性、表面硬度を活かしたガラス代替フィルムが期待される 熱黄変、耐水性など「紙の限界」を超えるための開発が課題に
32
・超微細な孔径制御を実現する高性能エアフィルターでCNFならではの強みを発揮
33
35
【表】CNFの川下展開
37
41
~独自のリン酸エステル化CNFを用い、実証設備稼働でさらなる用途開発推進へ スラリー、パウダー、シートと幅広い形態で提案~
49
~製造プロセスを多様化し用途や顧客ニーズに最適化したCNFを提案 スラリー、パウダー、マスターバッチなど幅広いラインナップを展開~
・石巻の量産プラント稼働によるコスト競争力強化に期待
54
~量産化に適したプロセスと多様な原料パルプからの選択肢で差別化~
61
~特殊紙事業で蓄積した技術とマーケティング手法を活用し一歩川下寄りのCNF事業を推進~
・2017年4月に新組織「新機能材料開発室」を設置、開発と営業の両面からCNFを提案
・カナダの子会社でCNCの開発進展、CNFとは異なるニーズへの対応が可能に
65
~TEMPO酸化CNF「レオクリスタ」の本格展開開始 疎水化グレードも開発しさらなる用途開拓を推進~
・高付加価値・ニッチ分野に特化しCNFを事業の柱に育てる
70
~独自の界面制御技術を活用した疎水化CNFを開発 透明性などCNFならではの特性が活かせる用途開発を推進~
73
~2017年内に変性CNF複合樹脂の量産開始を予定 高強度化と軽量化の両立で自動車部品等での展開に期待~
76
~ウォータージェット技術の活用でセルロース以外の原料もナノ化 金属微粒子との複合化など、独自の研究開発を推進~
・工作機器とは別の新事業としてCNFに参入、比較的早い時期より注目を集める
81
~岡山の森林資源を活用すべく独自の設備で木材チップをナノ解繊 コスト競争力に加え、熱可塑性樹脂との複合化に強み~
・木材チップ原料のリグノCNFとパルプ原料のCNFとをラインナップ
・樹脂への分散性の高い粉体タイプの開発で用途開発に弾みつける
85
~一歩川下に寄った展開を模索しCNF不織布の用途開拓を推進~
87
~非水系溶液中で解繊した疎水化CNFスラリーを開発~
・濃度、溶液などユーザーの要望に合わせたOEMやカスタム対応を模索
90
~ミクロフィブリルセルロース「セリッシュ」はナノサイズでの供給も可能 新たな事業の柱となる用途開拓に注力~
・均一分散性を活かした濾過助剤、保水・保形性を活かした食品添加剤などで実績 「セリッシュ」でなければならない用途開拓に取り組む
93
~長年に亘り蓄積したフルオレンを活用し「フルオレンセルロース」を開発 樹脂への配合をターゲットにサンプルワークを進める~
96
~水と生物機能を用いる材料設計を研究テーマに 独自のACC法による両親媒性CNFを実現~
・共同開発パートナーの中越パルプの設備稼働でACC-CNFは量産化フェーズに 「軽くて強い」の次のコンセプト確立に向けた研究開発を推進
100
~京都の地の利を活用しCNFの社会実装に向けた取組みを推進~

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