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鉄鋼業界のカーボンニュートラルに向けた動向と展望

2050年のカーボンニュートラル達成を各国政府が発表しているなか、素材分野でも脱炭素に向けた動きが活発化している。鉄鋼は世界のCO2排出量の約7%を占めることから、カーボンニュートラル達成における重要産業の1つとみなされており、日本国内においても、自動車メーカーなどのユーザーの間でグリーンスチールや低炭素鋼といったカーボンフットプリントの低い鉄鋼を求める声が徐々に強まってきている。 鉄鋼メーカーにおける脱炭素技術としては、電炉への移行(鉄スクラップの利用拡大)、直接還元製鋼、水素活用、CCUSが挙げられる。欧州や韓国では水素直接還元製鉄の実用化、米国では高品質鉄スクラップでの電炉製鉄でグリーン化が進められる等、地域の特性に応じて、その取り組み方向性に違いが生じてきている。 高炉製鋼を主体とする日本では、現時点において鉄鋼業界におけるカーボンニュートラルを実現できる技術が定まっておらず、官民一体となった水素製鉄などの研究開発に加えて、鉄鋼メーカーによる大型電炉導入計画や再生可能エネルギーの調達などのCO2排出削減の取り組みが複線的に進められている状況にある。 本レポートでは、国内企業にヒアリングを実施し、海外事例も参考にしつつ、日本国内における鉄鋼業界のカーボンニュートラルに向けた製鉄技術やグリーンスチールの動向、業界における認証制度・環境イニシアチブの導入状況、参入各社の取り組みや今後の事業展開の方向性などを明らかにするとともに、鉄鋼業界のカーボンニュートラルを取り巻く環境や見通しについて分析を行っている。

発刊日 2022年12月07日 体裁 158頁
資料コード C64113800 PDFサイズ 13.4MB
カテゴリ 流通小売、一般・事業所向けサービス、金融 / マテリアル / 環境・エネルギー、自動車、機械、エレクトロニクス / 海外情報掲載
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目次

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2.企業動向
3.展望と課題
ターゲットは、真水の 1.5 億 t これから 10 年の立ち振る舞いに、鉄鋼産業の未来が掛かる
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20
【表】各国のカーボンニュートラル目標
20
【ク゛ラフ】粗鋼生産量トップ 10 生産国(単位:t)/【表】2020-2021年粗鋼生産量 国別トップ 10(単位:t)
21
【ク゛ラフ】世界粗鋼生産量(高炉・電炉別)(単位:t 2014~2021年)
22
23
【ク゛ラフ】国内鉄スクラップ消費量(単位:t 2013~2020年)/国内鉄スクラップ供給量(単位:t 2013~2020年)
24
25
【表】脱炭素製鉄技術における課題
26
本気度の伝わらない、高炉メーカーによるグリーンスチール展開 電炉業界では、別の看板を模索する動きも
26
ユーザーサイドにおける Scope3(カテゴリー1)の位置づけは、業界・企業によってまちまち
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CCS に依存する高炉ルートの脱炭素化を見直す動きも求められる、全体最適化視点からのトランジション戦略アップデート
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「鉄は叩かれてこそ強くなる」 まずは、様々なステークホルダーを巻き込み、議論する場を立ち上げることが重要
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(付録)Microsoft の考えるCCUS(DAC)の意義・課題
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【表】欧州における高炉/電炉別粗鋼生産量(単位:t 2017~2021年)
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【図】欧州における低炭素鋼に関係する低炭素プロジェクト
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【表】日本における高炉/電炉別粗鋼生産量(単位:t 2017~2021年)
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【ク゛ラフ】発表されている低炭素製鉄プロジェクトおよび生産能力(単位:t 2017,2019~2022年)
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【図】Near-zero Emission 鉄鋼生産を定義するためのバウンダリー
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【表】スクラップを使用しないゼロエミッションに近い粗鋼生産/スクラップを 100%の場合のゼロエミッションに近い粗鋼生産
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【図】Near-zero Emission 粗鋼における定義(鉄スクラップベース)
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2022 年 11 月、欧米電炉メーカーが主導し GSCC を設立 「グリーン」を巡り、米・欧の政策決定機関への働きかけを強化
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表面化しているのは自動車業界のみ 本格的な市場形成には、建築・建設分野等、幅広い業界への訴求が課題
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サプライチェーン排出量の削減に向けた取り組みが日本でも本格的に動き出す様相 欧州メーカーではカーボンフットプリントを調達プロセスの要件とする動きが拡がる
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