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2023年版 期待高まるスマート酪農・畜産の現状と将来展望 ~生産資材が高騰する中、生産性改善を実現するスマート酪農畜産~

国内の酪農畜産の課題は、従事者の減少と高齢化が挙げられる。2015年には、酪農・畜産合計で約13万2千人の従事者であったが、2020年には、約8万6千人となっており、5年間で約4万5千人の減少となった。 その一方で、酪農・畜産の大規模化が積極的に進められ、乳用牛では58頭/1戸(2003年)から103頭/1戸(2022年)、肉用牛では29頭/1戸(2003年)から64頭/1戸(2022年)、養豚では1,031頭/1戸(2003年)から2,492頭/1戸(2022年)、養鶏では86千羽/1戸(2003年)から142千羽/1戸(2022年)と、1戸あたりの飼養頭数は倍増で推移している。飼養頭数の規模拡大に伴い、管理が行き届かず疾病が増え、生産性の悪化が懸念される。 また、ウクライナ情勢や中国の飼料穀物輸入量の増加により、ここ数年飼料価格は高騰している。さらに、「アニマルウェルフェア(動物福祉)」の動きである。EUでは2027年から全土でケージの段階的な撤廃と最終的な禁止に向けて進んでいる。人手不足とコスト増に悩まされる酪農・畜産生産者にとって、更なる負担増につながりかねない事態が待ち構えている。こうした中、家畜にとって快適な環境を提供する「スマート畜舎」や、労働時間を大幅に削減する「酪農・畜産ロボット」、分娩や発情等予測する「飼養センシング・モニタリング」が普及しつつある。 当該レポートでは、現在普及し始めている高度な環境制御で飼育する「スマート畜舎」、適期適量の飼料給与を実現する「畜舎関連のIoT化システム」、酪農・畜産ロボット(搾乳/哺乳/餌寄せ、畜舎の清掃関連/)、飼養センシング・モニタリング(施設型/ウェアラブル型/画像系)などの参入メーカーの現状の取組みと方向性と、畜産・酪農生産法人のICT利用意向を調査することで、今後普及が期待されるスマート酪農・畜産市場を明らかにします。

発刊日 2023年06月29日 体裁 351頁
資料コード C64119400 PDFサイズ 41.3MB
カテゴリ 食品、アグリ、バイオ
調査資料価格 209,000円(税込)~    価格表を開く
書 籍 定価  209,000円   ( 本体  190,000円   消費税  19,000円  )
PDFレギュラー 定価  209,000円   ( 本体  190,000円   消費税  19,000円  )
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(書籍とPDFレギュラー)
定価  242,000円   ( 本体  220,000円   消費税  22,000円  )
PDFコーポレート
(法人内共同利用版)
定価  418,000円   ( 本体  380,000円   消費税  38,000円  )
セット
(書籍とPDFコーポレート)
定価  451,000円   ( 本体  410,000円   消費税  41,000円  )
PDFグローバルコーポレート
(法人内共同利用版)
定価  627,000円   ( 本体  570,000円   消費税  57,000円  )

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2023/09/29~ 990円

目次

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13
【ク゛ラフ】2021年の農業・畜産産出額/年次別農業総産出額及び生産農業所得(実額)の推移(2011~2021年)
13
【ク゛ラフ】年次別農業総産出額及び生産農業所得(実額)における畜種別の占める割合の推移(2011~2021年)/【表】経営離脱・新規就農状況(2017~2021年)
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【ク゛ラフ】畜産全体に占める各畜種の割合(CO2換算)
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【表】国内の主な企業・団体
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(4)【表】主要参入企業におけるスマート酪農・畜産の展開分野
112
(5)【表】主要参入企業におけるスマート酪農・畜産関連売上高(単位:百万円)
114
1.回答属性
127
2.スマート酪農・畜産の利用動向 ~スマート酪農・畜産の利用率は36%という結果~
128
3.スマート酪農・畜産を利用しない理由 ~「費用が掛かる」という回答が最も多い~
129
4.現在、酪農・畜産生産・経営で利用しているICTサービス ~自動給餌システムが最も利用されている~
130
5.スマート酪農・畜産システムの普及が遅れている理由 ~「費用に見合う導入効果が無いため」が最も多い~
132
6.スマート酪農・畜産が普及するために必要な条件 ~普及するためには、より一層の補助金等の導入支援が不可欠~
133
7.今後、利用してみたいスマート酪農・畜産 ~無人掃除ロボットのニーズが高い結果に~
134
8.今後、スマート酪農・畜産を利用する際の年間投資可能額
136
9.スマート酪農・畜産関連製品の認知度 ~酪農ではファームノートとデザミスが、養豚では伊藤忠飼料とEco-Porkが高い結果に~
137
10.利用しているスマート酪農・畜産
139
11.利用しているスマート酪農・畜産の評価
140
12.今後利用したいスマート酪農・畜産 ~Eco-Porkの「Porker」のニーズが高い結果に~
143
【牛】
144
【養豚】
146
【養鶏】
148
【掲載内容】企業概要/酪農畜産生産現場や酪農畜産経営におけるスマート酪農・畜産の利用状況/酪農畜産分野においてICTの普及が遅れている理由/酪農畜産分野においてスマート酪農・畜産が普及するために必要だと思うもの/今後、利用してみたいスマート酪農・畜産/今後、スマート酪農・畜産を利用する際の年間投資可能額/スマート酪農・畜産関連認知度/スマート酪農・畜産についての自由意見
(有)おうむアグリファーム
153
(株)平野畜産
154
(株)RF青森牧場
155
いわて門崎丑牧場(有)
156
(有)キロサ肉蓄生産センター
157
(有)スカイファームおざき
158
なごみ農産
159
伸ちゃん牧場
160
先崎畜産
161
(有)鬼怒グリーンファーム
162
(有)和洋牧場
163
(株)大川畜産
164
(農)椎名牧場
165
(有)臼井農畜産
166
岐阜県立加茂農林高等学校
167
(有)武藤畜産
168
(株)ひらい商店
169
池田物産(株)
170
丸菱商事(株)
171
(株)前沢畜産
172
やまさん坂本商店(株)
173
(有)クヌギザ
174
島根県農業協同組合島根おおち地区本部
175
(有)ルミック
176
(株)長州牧場
177
豊田町グリーンファクトリー((有)豊田あぐりサービス)
178
(有)孝知蓄好
179
水野牧場(株)
180
(株)ナニワランチ
181
(有)カゴファーム
182
(有)上久保畜産
183
おおやファーム(株)
184
(有)かみふらの牧場
185
トンタス浜中(株)
186
(株)川村畜産
187
(株)第一原種農場
188
(有)大森養豚
189
(有)コマクサファーム
190
(株)南部ファーム
191
(株)のだファーム
192
みなみよーとん(株)
193
(有)若槻養豚
194
(有)佐々木農場
195
(有)森吉牧場
196
(株)大商金山牧場
197
(有)村上畜産
198
(有)中村畜産
199
(株)YS.ポークブレーン
200
(株)オーケーコーポレーション
201
(有)大野農場
202
(有)山田畜産
203
(株)あずみ野エコファーム
204
(有)グリーンパワー
205
大江ノ郷自然牧場((有)ひよこカンパニー)
206
(有)参鍋養豚
207
(株)中村産業
208
(有)綱田牧場
209
(有)黒岩畜産
210
(有)桑水流畜産
211
中馬飼料
212
永田種豚場(株)
213
(有)鹿屋畜産
214
(株)ジャパンファーム
215
南日本畜産(株)
216
(有)美原農場
217
琉球協同飼料(株)
218
(株)トーチク
219
(有)東北ファーム
220
(有)トキワ農場
221
浅沼養鶏所((有)紫波鶏業)
222
(有)我妻秋治商店
223
(株)花兄園ファーム
224
(有)竹鶏ファーム
225
(株)上林鶏卵
226
(株)伊奈養鶏場
227
(有)中山養鶏場
228
(有)都路ファーム
229
(有)三田鶏園
230
赤城養鶏牧場(有)
231
堀田養鶏場
232
(株)オールアグリ
233
(株)農徳
234
亀屋商事(株)
235
(有)北山養鶏場
236
(株)一宮家禽孵卵場
237
(有)大山たまごセンター
238
(有)福田ファーム
239
(有)たかた採卵
240
(有)菅藤養鶏場
241
(有)津口ファーム
242
鳥巧商事(株)
243
(有)中山養鶏場
244
(有)青木ブロイラー
245
(株)タケシタ
246
フュージョン(株)
247
(有)三浦ブロイラー
248
鹿児島県くみあいチキンフーズ(株)
249
(有)ヤブサメファーム
250
(株)吉海ファーム
251
(株)みやぎ農園
252
【掲載内容】企業概要/スマート酪農畜産に参入した経緯/スマート酪農畜産関連売上高構成/スマート酪農畜産関連 主要取扱商品の概要/商品政策/開発の方向性/スマート酪農畜産関連の販売動向/需要分野動向/農業プラットフォームに対する見解/環境配慮型農業への見解、取組み/流通フローと販売ルート/現状の問題点と課題(自社/市場)/今後のスマート酪農畜産事業の方向性/今後のスマート酪農畜産市場見通し
(株)アイピー通商
255
~豚群自動体重測定システム「eYeGrow」で生育状況を見える化~
伊藤忠飼料(株)
260
~「デジタル目勘」の販売代理店網拡大、拡販へ継続注力~
稲畑産業(株)
266
~牛群管理アプリケーション「DairyASSIST」を展開~
NTTテクノクロス(株)
271
~母豚増体可視化システム「any-condition」の展開を開始~
MSDアニマルヘルス(株)
279
~乳牛および肉牛向けの牛群モニタリングシステム「SenseHub」を展開~
(株)コンピューター総合研究所
286
~牛の行動監視システム「MOH-CAL」に独自開発の分娩予測AIを取り入れる~
デザミス(株)
292
~国内15万超の牛に「U-motion」を導入 新システム・サービスの提供も続々開始~
東西産業貿易(株)
300
~斃死鶏発見システム「Layer Watcher」を発売、作業負荷を大幅に削減~
(株)ノア
305
~豚用非接触型体重推定装置「Hapimo P-Scale」の拡販強化~
ノーリツプレシジョン(株)
311
~画像認識AIによる牛の分娩検知システム「牛わか」を北里大学獣医学部と共同開発・製品化~
(株)ビオストック
317
~共同出資でオホーツク湧別バイオガスを設立、家畜糞尿原料のバイオガスプラント建設へ~
BIPROGY(株)
323
~ペーパーマイクロチップ技術を用いたスマート検査システムを北海道大学と共同研究~
(株)ファームノート
329
~遺伝子情報を採取し、解析結果を提供するサービス「Farmnote Gene」を開始~
宮崎大学
339
~AIとAR技術を用いて豚の体重を可視化する「豚の体重がみえるめがね」を開発~
(株)リモート
345
~体温・数値を観える化する「モバイル牛温恵」で畜産DXを推進~

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