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2011年版 AMOLED市場の徹底分析

AMOLED市場の成長スピードが加速しています。2010年はGalaxy Sのヒットが成長エンジンとなり、2011年もGalaxy S2をはじめとするスマートフォン向けでの市場拡大が見込まれます。2012年以降にはタブレット端末やTV向けの展開も徐々に本格化するでしょうが、LCDと互角の勝負が可能なスマートフォン向けで地歩を固めることがAMOLED市場拡大における最優先課題として挙げられます。 スマートフォンではIPS液晶とAMOLEDが中心に使用されています。Appleは2年先の調達を見越し、シャープやTMDへのLCD設備投資支援を決断したとされています。一方で、AppleはOLEDに対して高く評価しているとの声も聞かれるため、AMOLEDの潜在ユーザーとしてAppleを加えても良いのかもしれません。AMOLED市場ではSMD、LGD、CMI、AUOの世界4大ディスプレイメーカーによる本格競合が始まろうとしていますが、AppleやHTC、RIMといったスマートフォン市場での成長が期待されるユーザーからいかに採用を勝ち取るかが、その後の各社の市場ポジションと成長スピードを決めるでしょう。 ここを制するために、AMOLEDパネルの高精細化、さらなる低消費電力対応、低コスト化の追求により、LCD同等以上の性能及び価格メリットを実現する必要があります。OLEDメーカーはそのための準備を着々と進めており、リアルVGA実現に加えLITI対応、緑色リン光材料の採用、タッチパネル取り込みや量的拡大に伴う材料調達のボリュームディスカウント等が進みつつあります。

発刊日 2011年04月14日 体裁 113頁
資料コード C53102200 PDFサイズ 1.9MB
カテゴリ マテリアル / 環境・エネルギー、自動車、機械、エレクトロニクス / 海外情報掲載
調査資料価格 220,000円(税込)~    価格表を開く
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目次

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2
【表】AMOLED市場将来動向(2010~2013年予測)
2
3
【表】AMOLED VS LCDパネルの特徴
5
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15
・沈黙する日本メーカー、小型LCDだけで勝負できるのか?
18
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39
41
・ハイブリット構造への採用から、塗布材料市場の立ち上がりへ
42
【表】素子材料メーカー タイプ別ラインナップ一覧(2011年)
44
◆Samsung Mobile Display Co., Ltd.
46
・中小型向けではリン光材料、大型向けでは蛍光材料が採用される可能性も
◆LG Display Co., Ltd
52
・発光材料は出光興産、周辺材料はLG化学から調達 デバイス構造等によっては新たなサプライヤーの採用可能性もあり
◆Chimei Innolux Corporation
57
・R&D段階で使われる素子材料は主に日本メーカーから調達 2012年量産時のデバイス構造で緑色リン光材料の採用が確定
◆株式会社オルタステクノロジー(ORTUS TECHNOLOGY CO., LTD.)
61
◆DUKSAN HI-METAL CO., LTD.
65
◆Dow Chemical Company
69
・蛍光材料市場の伸び視野に入れ、赤、緑蛍光材料の改善を検討
◆Doosan Corporation(斗山)
72
・既存ユーザーであるSMDのG5.5ラインへの採用で緑色発光材料市場でのポジションを確立する
・2011年末にリン光緑材料のラインナップ予定 2012年にはSMDからのリン光緑材料採用を目指す
◆SFC CO., LTD.
76
◆LG Chem, Ltd.
79
・ETL中心の共通材料ではシェアの維持、2012年にはりん光材料の上市へ
◆Cheil Industries . (第一毛織)
82
◆DAEJOO ELECTRONIC MATERIALS CO.,LTD .
85
・独自のSiproコア構造の青色材料のみに特化せずユーザーの要望に最適な青色材料の販売を推進
◆出光興産株式会社
88
・三色蛍光材料の改善に加え、青色リン光材料の開発に注力 緑色リン光材料では寿命安定化に向けた開発を推進
◆新日鐵化学株式会社
94
◆保土谷化学工業株式会社
97
・従来品以上のキャリア移動度を持つHTL材料の研究開発を加速 ETL材料の上市も視野に入り始める
◆東レ株式会社
100
・2011年内に緑色リン光材料及びHTL材料の上市へ 得意とする低消費電力ETLに加え、今後は大型向けに長寿命ETL材料をラインナップ
◆東ソー株式会社
102
・2010年6月にETL材料がPM向けに採用 2011年4月にはAM及びPM向けのHTL材料が上市へ
◆日産化学工業株式会社
105
◆住友化学株式会社
107
・緑色材料は20万時間、青色材料は2万時間へと寿命が確実に向上
◆e-Ray Optoelectronics Technology Co.,Ltd
111
・赤色及び緑色リン光材料をラインナップ、AMOLED向けでの展開を強化

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