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2025年版 健康食品の受託製造(OEM)市場
健康食品の受託製造市場は拡大が続き、2024年度は1,761.3億円(+2.2%)、2025年度は1,793億円(+1.8%)を見込む。 拡大は海外需要取り込みと原材料・加工賃の価格改定による取引金額上昇が主因。一方、国内の消費は2023年度から縮小し、2024年度は紅麹問題で通信販売・ドラッグストア向け受託が減収。原材料や生産コストの上昇で多くの受託企業は減益となり、価格転嫁は不十分。 成長戦略は東南アジア中心の海外展開(ハラル対応等)や現地法人・人材の活用だが、輸入規制などのリスクもある。中国は回復の兆しがあるものの競争は激化。今後は海外開拓、技術革新、及び価格転嫁の実効性確保が経営課題となる。 原料調達から最終製品の製造に至るまで一貫して受託する総合系、及び特定の加工・剤形に強みを有する専業系など、19社の事業戦略を詳細に分析する。また、メーカー別の市場シェア及びランキングを算出し、掲載する。 本書は、健康食品受託製造市場を中心に、健康食品産業の川上から川下に至る全域を網羅した、業界関係者必携の一冊である。
発刊日 | 2025年10月07日 | 体裁 | 261頁 |
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資料コード | C67115200 | PDFサイズ | 6.0MB |
カテゴリ | 食品、アグリ、バイオ | ||
調査資料価格 | 198,000円(税込)~ 価格表を開く |
書 籍 | 定価 198,000円 ( 本体 180,000円 消費税 18,000円 ) |
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PDFレギュラー | 定価 198,000円 ( 本体 180,000円 消費税 18,000円 ) |
セット (書籍とPDFレギュラー) |
定価 231,000円 ( 本体 210,000円 消費税 21,000円 ) |
PDFコーポレート (法人内共同利用版) |
定価 396,000円 ( 本体 360,000円 消費税 36,000円 ) |
セット (書籍とPDFコーポレート) |
定価 429,000円 ( 本体 390,000円 消費税 39,000円 ) |
PDFグローバルコーポレート (法人内共同利用版) |
定価 594,000円 ( 本体 540,000円 消費税 54,000円 ) |
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資料閲覧開始 | 閲覧室: 2025/12/07~ |
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リサーチ内容
調査結果のポイント
第Ⅰ章 健康食品受託製造市場の動向
1.受託製造市場を取り巻く環境と市場概況
(1)健康食品受託製造市場 市場規模推移
厳しい環境下でも微増にて推移 次なる成長を海外へ 原材料高と規制対応が経営課題
(2)主要企業のOEM売上高・シェア推移
紅麹問題で受注減 粉末・顆粒に追い風、ソフトカプセルに逆風
<健康食品受託製造企業のOEM売上高推移(2022~2024年度)>
<健康食品受託製造市場 OEMシェア(2024年度)>
(3)健康食品受託製造業界の注目動向
①拡大が期待されるグミサプリメント市場
グミサプリ急成長、世界市場3兆円超 国内でも需要高まる
②受託製造企業各社が注力する海外市場
受託製造、国内伸び悩みで海外に活路 ベトナムを軸に東南アジア展開を加速
③製造コストの上昇と受託企業の状況、対策
受託製造業界、コスト高で圧迫 価格転嫁の限界が減益招く
④人手不足への対応、DX、省人化(機械化・ロボット化)への取り組み
受託製造、深刻な人手不足で改革加速 外国人採用・DX・ロボ導入で生産体制を維持
⑤SDGsへの取り組み
SDGs対応で採用力強化 受託製造、環境配慮や廃棄物削減に注力
⑥厳格化が進む機能性表示食品に対する受託製造企業の対応
機能性表示食品の審査厳格化で受託製造に負担 中小に時間・コストの重圧
(4)健康食品受託製造企業の動向・戦略分析
①全体状況
受託製造、受注停滞で減収散見 海外回復と価格改定が明暗分ける
②取引状況
好調な粉末・顆粒がけん引/NMN、海外人気でハードカプセルが好調
③営業戦略
販路多様化で提案力強化 HP改修・自社ブランドで海外受注を開拓
④生産・品質状況、投資戦略
投資は設備更新へシフト 品質強化と省人化に重点
⑤研究開発動向
製剤技術と独自原料で差別化 チュアブル・ソフトカプセル開発が活発化
⑥原材料動向
原材料高騰が経営を圧迫 あらゆる資材が高騰、末端価格への転嫁は難航
⑦容器・包材の状況
包材メーカーや印刷メーカーと連携し、新たな包装開発に取り組む動き
(5)健康食品受託製造市場の構造
総合型と専業型に二分化 受託製造は協力体制と原料支給で収益構造が変化
(6)健康食品受託製造市場における剤型別市場分析
錠剤・粉末が市場をけん引、受託製造の勢力図に変化
①剤型別市場規模推移(2022~2025年度・見込)
②剤型別の市場動向
錠剤
打錠(錠剤)はコスト優位で第一選択に チュアブル・高機能錠で差別化も進む
粉末・顆粒
粉末・顆粒が拡大
- 溶解性・味付け・スティック/大袋充填で差別化と受注拡大
- 溶解性・味付け・スティック/大袋充填で差別化と受注拡大
ソフトカプセル
ソフトカプセルは「素材適合性」で依然重要も市場は縮小傾向
- 技術革新と差別化で再活性化を模索
ハードカプセル
ハードカプセルは充填主体の構造、NMNや乳酸菌で需要堅調
ドリンク、他
ドリンク・ゼリーは回復遅延で需給再編の局面、グミは成長
- 味付け・包装コスト・製造ロットが鍵
(7)健康食品受託製造市場における今後の展望、市場規模予測
緩やかな市場拡大見通し
- 「設備更新で効率化+海外拡大+同業協力」で成長機会を取り込む
第Ⅱ章 健康食品(末端製品)の市場動向
1.健康食品の市場動向
(1)市場動向
【健康食品の市場規模推移(2020~2025年度予測)】
(2)流通別の市場概況
【健康食品の流通別市場規模推移(2020~2025年度予測)】
2.商品動向
(1)素材動向
【健康食品主要素材の市場規模推移(2022~2024年度・見込)】
(2)効果・効能別の市場動向
(3)価格動向
3.今後の市場規模予測
【今後の市場規模予測(2026~2031年度)】
第Ⅲ章 健康・機能性食品素材(バルク原料)の市場動向
1.健康・機能性食品素材市場の動向
(1)健康・機能性食品の流通状況
■調査対象素材(44素材)の流通量、流通金額の推移
(食品用途、2022~2025 年度予測)
■調査対象素材(44素材)の流通量、流通金額の前年対比
(食品用途、2022~2025 年度予測)
(2)健康・機能性食品素材の価格動向
2.主要サプライヤーの動向
第Ⅳ章 有力企業の動向
アピ株式会社
アリメント工業株式会社
井藤漢方製薬株式会社
磐田化学工業株式会社
株式会社AFC-HDアムスライフサイエンス
協和薬品株式会社
株式会社三協
三生医薬株式会社
住岡食品株式会社
大同薬品工業株式会社
東洋カプセル株式会社
株式会社東洋新薬
株式会社トンボ飲料
中日本カプセル株式会社
日本タブレット株式会社
バイホロン株式会社
備前化成株式会社
富士カプセル株式会社
ロンザ株式会社 (カプセル・健康食品原料事業部)
健康食品受託製造市場 参入企業一覧