ヤノデータバンク(YDB) > レポート一覧・検索 > 2025年版 エネルギー供給における水素・炭素バリューチェーンの将来展望

2025年版 エネルギー供給における水素・炭素バリューチェーンの将来展望

本調査資料では、「水素&炭素エネルギー」(エネルギー供給の基となる水素・炭素)=「①水素エネルギー、②炭化水素・炭素エネルギー、③二酸化炭素(有価物CO2)」から構成されるバリューチェーンについて、エネルギー別に国内のビジネスモデルを分類・整理し、2050年のカーボンニュートラルに向けてトランジションでの動向を分析・予測した。 ここでの「水素&炭素エネルギー」は、使用時に燃焼または酸化・化学反応等によってエネルギー・原料を供給する水素エネルギー、炭化水素・炭素エネルギー、有価物CO2の総称とする。

発刊日 2025年10月29日 体裁 262頁
資料コード C67117300 PDFサイズ 24.1MB
カテゴリ マテリアル / 環境・エネルギー、自動車、機械、エレクトロニクス
調査資料価格 198,000円(税込)~    価格表を開く
書 籍 定価  198,000円   ( 本体  180,000円   消費税  18,000円  )
PDFレギュラー 定価  198,000円   ( 本体  180,000円   消費税  18,000円  )
セット
(書籍とPDFレギュラー)
定価  231,000円   ( 本体  210,000円   消費税  21,000円  )
PDFコーポレート
(法人内共同利用版)
定価  396,000円   ( 本体  360,000円   消費税  36,000円  )
セット
(書籍とPDFコーポレート)
定価  429,000円   ( 本体  390,000円   消費税  39,000円  )
PDFグローバルコーポレート
(法人内共同利用版)
定価  594,000円   ( 本体  540,000円   消費税  54,000円  )

※セット価格は、同一購入者の方が書籍とPDFの両方を同時にご購入いただく場合の特別価格です。

調査資料をご購入される際は、YDB会員(または無料で登録可能なYRI Webメンバー)ログインをお願い致します。
※書籍のみのご購入はFAXまたはメールにてご注文いただけます。

資料閲覧開始 閲覧室: 2025/12/29~ コピーサービス
開始日と料金
(片面1頁/税込)
閲覧室: 2025/12/29~ 990円
YDB eLibrary
 閲覧不可資料です。
電話・ウェブサイト:
2025/12/29~ 1,650円
2026/01/29~ 990円
  • この資料は 2025年12月29日 より閲覧・コピーサービスがご利用できます。(YDB会員対象)

リサーチ内容

第1章 水素&炭素エネルギーのバリューチェーン
 
本調査資料における「水素&炭素エネルギー」(エネルギー供給の基となる水素・炭素)として、「①水素エネルギー、②炭化水素・炭素エネルギー、③二酸化炭素(有価物CO2)」を定義し、各々のエネルギーから構成されるバリューチェーンについて現状を整理する。
 
1. 水素&炭素エネルギーのバリューチェーン概要
 
「水素&炭素エネルギー」と各エネルギーの相関を図示するとともに、各エネルギーと一次エネルギー、二次エネルギー、合成燃料(水素と分離・回収された有価物CO2から製造)の関係を示す。また、2050年に向けてのエネルギー・バランス・フローの移行を図示する。
 
(1) エネルギー供給の基となる水素・炭素
(2) 現状のエネルギー・バランス・フロー
  ①一次エネルギー供給
  ②二次エネルギー供給
  ③電力供給(電気事業)
  ④ガス供給(ガス事業)
(3) 温室効果ガス削減の現状と目標
(4) カーボンニュートラルに向けたトランジション
(5) 水素&炭素エネルギーの分類種別
(6) 水素エネルギー
  ①水素エネルギーの特徴
  ②水素エネルギーの製造・供給方法
  ③水素エネルギーの輸送・貯蔵方法
  ④水素エネルギーの利用・消費方法
(7) 炭化水素・炭素エネルギー
  ①炭化水素・炭素エネルギーの特徴
  ②炭化水素・炭素エネルギーの製造・供給方法
  ③炭化水素・炭素エネルギーの輸送・貯蔵方法
  ④炭化水素・炭素エネルギーの利用・消費方法
(8) 有価物CO2
  ①有価物CO2の特徴
  ②有価物CO2の製造・供給方法
  ③有価物CO2の輸送・貯蔵方法
  ④有価物CO2の利用・消費方法
(9) 化石燃料から脱炭素燃料への移行
(10) エネルギー・バランス・フローの移行
  ①現状(2025年度)
  ②将来(2030年度、2050年度)
 
2. 水素エネルギーのバリューチェーン
 
水素エネルギーの分類・種類、特性を示すとともに、各水素エネルギーのバリューチェーンについて、製造・供給源、輸送・貯蔵、利用・消費の観点から、事業者動向も含めて現状を整理する。
 
(1) 水素
  ①水素の製造・供給源
  1) 水素の導入見通し
  2) 水素の国内製造
  3) 天然水素、ホワイト水素の開発
  4) 副生水素
  5) 海外からの輸入
  6) 水素の脱炭素化と電化
  ②水素の輸送・貯蔵
  ③水素の利用・消費
  ④運輸部門での水素利用
  ⑤水素利用の広がり
(2) 燃料アンモニア
  ①燃料アンモニアの製造・供給源
  1) 燃料アンモニアの種類
  2) 国内製造
  3) 海外からの輸入
  ②燃料アンモニアの輸送・貯蔵
  ③燃料アンモニアの利用・消費
(3) 有機ケミカルハイドライド
  ①有機ケミカルハイドライドの製造・供給源
  ②有機ケミカルハイドライドの輸送・貯蔵
  ③有機ケミカルハイドライドの利用・消費
 
3. 炭化水素・炭素エネルギーのバリューチェーン
 
炭化水素および炭素エネルギーの分類・種類、特性を示すとともに、各炭化水素・炭素エネルギーのバリューチェーンについて、製造・供給源、輸送・貯蔵、利用・消費の観点から、事業者動向も含めて現状を整理する。
 
(1) 石油・石油製品
  ①石油・石油製品の製造・供給源
  ②石油・石油製品の輸送・貯蔵
  ③石油・石油製品の利用・消費
(2) LPG
  ①LPGの製造・供給源
  ②LPGの輸送・貯蔵
  ③LPGの利用・消費
(3) 天然ガス 
  ①天然ガスの製造・供給源
  1) 輸入LNG
  2) 国産天然ガス
  3) ワールドワイドにおける天然ガス
  4) 日本のLNG調達戦略
  ②天然ガスの輸送・貯蔵
  ③天然ガスの利用・消費
  1) 発電用
  2) 都市ガス用
  3) 船舶用燃料
  4) コージェネシステム
(4) 石炭等 
  ①石炭等の製造・供給源
  ②石炭等の輸送・貯蔵
  ③石炭等の利用・消費
  1) クリーンコールテクノロジー
  2) 石炭火力発電所
  3) 製鉄所(高炉)
(5) 合成燃料
  ①合成燃料の種類と特徴
  1) 液体合成燃料
  2) 気体合成燃料
  3) 合成燃料の環境価値
  ②合成燃料の製造・供給源
  ③合成燃料の輸送・貯蔵
  ④合成燃料の利用・消費
  1) メタネーション(e-methane)
  2) グリーンLPG
  3) 自動車用合成燃料
  4) 航空機用合成燃料(SAF)
(6) リニューアブル燃料
  ①リニューアブル燃料の種類と特徴
  ②リニューアブル燃料の製造・供給源
  1) リニューアブルディーゼル
  2) バイオジェット燃料
  ③リニューアブル燃料の輸送・貯蔵
  ④リニューアブル燃料の利用・消費
  1) リニューアブルディーゼル
  2) バイオジェット燃料
(7) バイオマス資源
  ①バイオマス資源の種類と特徴
  ②バイオマス資源の製造・供給源
  1) 発電・燃料用バイオ燃料
  2) 輸送機械用バイオ燃料
  3) その他
  ③バイオマス資源の輸送・貯蔵
  ④バイオマス資源の利用・消費
  1) バイオマス発電
  2) 輸送機械用燃料
(8) 有機廃棄物
  ①有機廃棄物の製造・供給源
  ②有機廃棄物の輸送・貯蔵
  ③有機廃棄物の利用・消費
(9) 発電分野での炭化水素・炭素エネルギー利用
(10) 運輸分野での炭化水素・炭素エネルギー利用
 
4. 二酸化炭素(有価物CO2)のバリューチェーン
 
発電所・工場排ガスや大気中から分離・回収された二酸化炭素(有価物CO2)の特性や回収源、回収技術、処理技術(CCUS)を示すとともに、有価物CO2のバリューチェーンについて、製造・供給源、輸送・貯蔵、利用・消費の観点から、事業者動向も含めて現状を整理する。
 
(1) カーボンリサイクル
(2) CO2の供給源
  ①CO2分離・回収技術の特徴
  ②DAC
  ③CC
  ④BECC
(3) CO2の輸送・貯蔵
(4) CO2の利用・消費
  ①CCS
  ②CCU
  ③直接利用
 
第2章 水素・炭素エネルギーバリューチェーンのビジネスモデル
 
現状のエネルギー供給の動向やカーボンプライシングの動向を分析するとともに、エネルギー供給事業者の動向、エネルギー多消費・素材産業の動向、最終エネルギー消費の動向を紹介することにより、水素・炭素エネルギーバリューチェーンのビジネスモデルを抽出・分析する。
 
1. エネルギー安全保障の動向
  (1) エネルギー自給率の向上
  (2) LNG調達の動向
2. カーボンプライシングの動向
  (1) カーボンプライシング
  (2) GX-ETS
3. エネルギー供給事業者の動向
  (1) 電力事業
    ①発電方式の種類と特徴
    ②電力需要の拡大
    ③大型電源開発
    ④発電燃料の位置付け
    ⑤火力発電の脱炭素化
    ⑥再エネ発電
    ⑦原子力発電
    ⑧自家用発電
    ⑨電力市場
  (2) 都市ガス事業
    ①ガスビジョン2050
    ②ガス事業の形態
    ③天然ガス供給
    ④水素、バイオガス供給
    ⑤メタネーション
  (3) 石油供給事業
  (4) LPG供給事業者
    ①LPG供給
    ②グリーンLPG供給
    ③水素供給
    ④燃料アンモニア供給
  (5) 水素エネルギー供給事業
4. エネルギー多消費・素材産業
    ①エネルギー・製造プロセスの転換
    ②鉄鋼
    ③セメント
    ④石油化学
    ⑤紙・パルプ
5. コンビナート・港湾部
  (1) カーボンニュートラル・コンビナート
  (2) カーボンニュートラル・ポート
6. 地産地消(スマートシティ等)
7. 最終エネルギー消費分野別
  (1) 産業部門
  (2) 業務部門
  (3) 運輸部門
    ①自動車
    1) 脱炭素化の方式
    2) BEV
    3) FCV
    4) 燃料エンジン車
    5) 用途別動向
    ②鉄道
    ③船舶
    ④航空機
  (4) 家庭部門
 
第3章 水素・炭素バリューチェーンの推移予測
 
カーボンニュートラルに向けて、2025年度(現状)から2030年度、2050年度のエネルギー・バランス・フローの推移を予測し、それを基に水素&炭素エネルギーを構成する各々のエネルギーのバリューチェーン推移を予測する。従来からの化石燃料供給が大きく減少し、新たな脱炭素・低炭素燃料の供給が急増することを示す。
 
1. エネルギー・バランス・フローの推移
  (1) 2023年度のエネルギー・バランス・フロー
  (2) 2025年度のエネルギー・バランス・フロー
  (3) 2030年度のエネルギー・バランス・フロー
  (4) 2050年度のエネルギー・バランス・フロー
  (5) 市場規模推移のまとめ
2. 水素&炭素エネルギーのバリューチェーン推移
  (数量ベース/金額ベース:~2050年)
  (1) 水素エネルギー
    ①水素
    ②燃料アンモニア
    ③有機ケミカルハイドライド
  (2) 炭化水素・炭素エネルギー
    ①石油・石油製品
    ②LPG
    ③天然ガス
    ④石炭
    ⑤合成燃料
    ⑥リニューアブル燃料
    ⑦バイオマス資源
    ⑧有機廃棄物
  (3) 二酸化炭素(有価物CO2)
  (4) 水素&炭素エネルギーの市場規模推移(まとめ)
    ①製造・供給
    ②エネルギー転換・生産
    ③最終エネルギー消費

ページTOP ↑

Copyright© 1995- Yano Research Institute Ltd.All rights reserved.