弊社ライフサイエンスグループは、日本初のDTx上市直後の2021年1月に、「デジタルセラピューティクス市場の現状と展望」の第1版を発刊した。
2022年12月の第2版発刊時は2製品目の上市直後であり、今後の市場形成への期待が非常に高まっているタイミングであった(期待拡大期)。
2023年12月の第3版発刊時は、DTx開発開始や参入検討が続いている一方、米国のDTx企業が破綻するなど不安も渦巻くタイミングであった(転換期)。
そして今回の第4版調査時点(2026年)は、幻滅期の最中と言える状況である。「DTxはマネタイズできない」、「資金調達できない」、「リスクとリターンが見合わない」、といった声が聞かれる。確かにマネタイズが容易ではない市場であることは確かであるが、DTxの存在意義が失われているわけではないだろう。
そこで第4版となる2026年版では、矢野経済研究所のライフサイエンスグループにおける各種調査の知見を総動員し、「DTx関連事業をいかにマネタイズするか」を副題に、DTx市場が幻滅のまま終わるのか、安定的な社会実装の段階に突入するのか、その別れ目となる2026年のDTx市場の分析結果をお届けします。
1.DTx市場の現状・課題・展望
1.1.デジタルセラピューティクスとは
1.1.1.デジタルセラピューティクスとは
図表1.1-1: DTxの定義や累計
図表1.1-2:医薬品や一般ヘルスケアアプリと比較したDTxの特徴
1.1.2.DTxに関する3つの動向
図表1.1-3:DTxに関する3つの動向
1.1.3.プログラム医療機器/医療機器プログラムとは
図表1.1.4.医薬品医療機器等法上の医療機器プログラムの定め
1.1.4.DTxの制度面(承認・保険適用など)の議論の状況
1.2.DTx市場の分析
1.2.1.DTx市場の全体像
図表1.2-1:“DTxコミュニティ”の全体像
1.2.2.PEST分析および業界慣習(Community)
図表1.2-2:DTx市場のPEST分析と業界慣習
図表1.2-3:製造販売承認取得から保険適用までの期間
1.2.3.必要となる経営資源(Company)
図表1.2-4 経営資源(人・モノ・カネ)
1.2.4.DTx開発事業者一覧(Competitor)とパイプライン一覧
図表1.2-5:DTx開発事業者の分類
図表1.2-6:国内DTx開発企業とパイプライン - 2026年6月時点
図表1.2-7:国内DTx開発企業とパイプライン - 2023年11月時点
1.2.5.医療機関・患者のDTx受容の土台(Consumer)
図表1.2-8:スマートフォン保有率の推移(2013年~2025年)
図表1.2-9:年齢階層別 医療施設従事医師数(診療所)
図表1.2-10:ロジャースのイノベーション5要素からみるDTx
1.2.6.DTxにおける4P/4C
図表1.2-11:DTxにおける4C
図表1.2-12:DTxにおける4P/4C
1.2-7:DTxの価値
1.3.DTx市場規模・将来予測
1.3.1.DTxの上市状況予測
図表1.3-1:DTx開発から上市までの期間(目安)
図表1.3-2:国内DTxパイプラインの開発段階(2026年6月時点)
図表1.3-3:DTx累計上市製品数予測(2026~2032年度:2年毎)
1.3.2.DTx潜在市場規模推計式の要素別分析と数値例
図表1.3-4:DTx潜在市場規模推計式
図表1.3-5:疾患領域別DTx潜在市場規模簡易推計例
1.3.3.市場規模予測
図表1.3-6:DTx市場規模(販売総額ベース)予測(2022~2032年度:2年毎)
1.3.4. DTxのROI(Return On Investment)の観点
図表1.3-7:DTxの開発費用と上市後の費用、潜在市場規模推計式
図表1.3-8:関連のマネタイズポイント(DTx本体・周辺)
1.3.5.DTx市場の将来展望(~2025年度/2026~2029年度/2030年度~)
図表1.3-10:DTx1.0~DTx3.0への推移イメージ
2.疾患領域別DTx市場分析
2.0.DTxの中心的な疾患領域
2.0.1.DTx開発が活況な領域
図表2.0-1:日本国内のDTx開発領域(2026年6月時点、矢野経済研究所調べ)
2.0.2.市場背景
図表2.0-2:優先的に取り組むべきとされる3つの疾患分野
図表2.0-3:傷病分類別医科診療医療費(2023年度)
2.1.糖尿病
2.1.1.市場環境(患者数、診療ガイドライン等)
図表2.1-1:年齢階級別糖尿病が強く疑われる者(2016年)
図表2.1-2:糖尿病が強く疑われる者の推移
図表2.1-3:糖尿病重症度と年間医療費
2.1.2.参入企業・関連企業動向
図表2.1-4:糖尿病関連サードパーティー系アプリ(例)
図表2.1-5:医療機器企業による糖尿病関連アプリ(例)
2.1.3.潜在市場規模分析
図表2.1-6:糖尿病領域DTxの潜在市場規模簡易推計
図表2.1-7:生活習慣病のパイプライン(2026年6月時点)
図表2.1-8:生活習慣病の患者数
図表2.1-9:生活習慣病DTxの潜在市場規模簡易推計
2.2.うつ病等
2.2.1.市場環境(患者数、診療ガイドライン等)
図表2.2-1:2020年における主要な精神障害の有病者数の推計
図表2.2-2:精神疾患の社会的コストの推計
2.2.2.参入企業・関連企業動向
図表2.2-3:精神・神経疾患領域DTxパイプライン(2026年6月時点)
図表2.2-4:メンタルヘルスケアアプリ(例)
2.2.3.潜在市場規模分析
図表2.2-5:うつ病領域DTxの潜在市場規模簡易推計
図表2.2-6:依存症関連のDTx製品(2026年6月時点)
2.3.不眠症
2.3.1.市場環境(患者数、診療ガイドライン等)
図表2.3-1:睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン
図表2.3-2:睡眠障害の社会的コスト
2.3.2.参入企業・関連企業動向
図表2.3-3:スリープテックのプロダクト分類
2.3.3.潜在市場規模分析
図表2.3-4:不眠症DTxの潜在市場規模簡易推計
2.4.慢性疼痛(腰痛・片頭痛等)
2.4.1.市場環境(患者数、診療ガイドライン等)
2.4.2.参入企業動向
図表2.4-1:疼痛関連のDTxパイプライン(2026年6月時点)
2.4.3.潜在市場規模分析
図表2.4-2:慢性腰痛領域DTxの潜在市場規模簡易推計
2.5.認知症(MCI)
2.5.1.市場環境(患者数、診療ガイドライン等)
図表2.5-1:MCI・認知症について
図表2.5-2:認知症状況の推計(2022年)
図表2.5-3:年齢階級別認知症推計有病者数・有病率(2020年)
図表2.5-4:認知症の社会的コストの推計
2.5.2.参入企業・関連企業動向
図表2.5-5:認知機能関連ITサービス例
2.5.3.潜在市場規模分析
図表2.5-6:認知症(MCI)領域DTxの潜在市場規模簡易推計
2.6.がん(乳がん等)
2.6.1.市場環境(患者数、診療ガイドライン等)
図表2.6-1:部位別がん罹患数(2023年)
図表2.6-2:がん(乳房)の罹患数・有病数の推計
図表2.6-3:生涯がん罹患確率(部位別)
2.6.2.参入企業・関連企業動向
図表2.6-4:がん領域DTxパイプライン(2026年6月時点)
2.6.3.潜在市場規模分析
図表2.6-5:乳がん領域DTxの潜在市場規模簡易推計
図表2.6-6:全がんのDTx潜在市場規模簡易推計
2.7.心疾患
2.7.1.市場環境・参入企業
図表2.7-1:心疾患領域DTxパイプライン(2026年6月時点)
2.7.2.潜在市場規模分析
図表2.7-2:心疾患DTxの潜在市場規模推計
3.アプローチ別DTx市場分析
3.1.認知行動療法
3.1.1.認知行動療法とは
図表3.1-1:認知行動療法とDTx
3.1.2.認知行動療法の適用疾患と参入企業
図表3.1-2:認知行動療法ベースのDTxパイプライン(2026年6月時点)
3.1.3.潜在市場規模分析
図表3.1-3:認知行動療法DTxの潜在市場規模推計
3.2.食事療法
図表3.2-1:食事療法DTxの潜在市場規模推計
3.3.運動療法・リハビリ
図表3.3-1:運動療法・リハビリDTxパイプライン(2026年6月時点)
図表3.3-2:運動療法・リハビリDTxの潜在市場規模推計
3.4. Around the PillとしてのDTx
図表3.4-1:Around the PillとしてのDTx
4.企業動向
4.1.DTx開発企業動向
Almaprism株式会社
株式会社BiPSEE
株式会社CaTe
株式会社CureApp
DTアクシス株式会社
emol株式会社
株式会社NTTドコモ
株式会社PROVIGATE
株式会社UTヘルステック
キュアコード株式会社
サスメド株式会社
株式会社ソーシャルサービス
株式会社メドミライ
株式会社リモハブ
【参考】日本デジタルヘルス・アライアンス(JaDHA)